第6話 姉弟(あねおとおと)の旅立ち
オトウツシと
短い夏がやってくる前、うつしの里には珍しく、あめつち
数日前、オトウツシは、
「わが
オトウツシの息は弱々しく、消え入らんばかりであったが、その声は、ジンとヒカネの耳に、はっきりと聞こえていた。
「二人の
オトウツシは、
「二人はこれより、
オトウツシの
「お前たちは、
もはや、オトウツシの
「今にして思えば、
ジンは、父の言いつけを守って二人の兄、
ヒカネもまた、父の
オトウツシの
丸太をつなぐために横木が何本も通され、それらを
「おおっ、おおっ、おおっ。」
と
ジンとヒカネは、
「あれに見えるのが「火の一つ島」であります。目を
ヒカネは
「あの
「
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