第34話*

 ガシャン。いきなり音が響き天井からガラスが降り注ぐ。あなたと吸血鬼の中間地点にドスンと何かが落ちてきた。着地を決めるとその謎の男は場違いに明るい声で言った。


「やあ。新人、助けに来たぜ」

 声をかけられた吸血鬼はあっけにとられている。あなたは思わず叫んだ。

「そっちはハンターじゃねえ。逆だよ逆」

 声をかけられた男は笑った。


「最近の吸血鬼は面白いジョークを言うんだな。気に入ったぜ」

「いや、そうじゃねえって」

「どうみても近代的なのはあっちだろ。お前さん、文明の利器に手も足も出ない前世紀の怪人って感じだぜ」


 あなたは歯をむき出す。

「俺のどこに牙があるんだよ?」

「標準よりは小さいがあるじゃないか」

「これは八重歯だ。日本人にはこういう形状の歯があるんだよ」

「嘘つくにしてももうちょっとマシな……」


 目の前の男はに違いない。優秀な戦士だが、敵以上に味方の損害が絶えないとの噂のハンターだ。3度の飯よりトリガーを引くのが好きという迷惑な存在らしい。あなたはどうやって自分もハンターであることを主張する?


 支給品のスマートフォンを見せてもいいし(⇒第19話に進む)、お守りを取り出してもいいし(⇒第35話に進む)、コルトを見せてもいい(⇒第55話に進む)。


⇒第19話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890935697


⇒第35話に進む

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