第35話*
あなたが胸元からとりだしたお守りを見ても特に感銘を受けた様子はない。
「そりゃなんだ?」
「お守りだよ、お守り。
「ふーん」
「ほら、ここ見ろよ。銀糸で縫い取りがあるだろ。俺が吸血鬼なら銀に触れられないじゃないか」
「そんなこと言っても、ここから見て銀かどうかは分からないしなあ」
どうやら信用を勝ち得るには至らないかったようだ。
⇒第72話に進む
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936059
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