第3話*
あなたは力強くくぐり戸を叩く。何度か叩くと声が聞こえた。
「はいはい。せわしい方じゃで。なんのようかの?」
あなたは散歩をしていて道に迷ったのだと告げる。くぐり戸が空いてまずドーベルマンが顔を出し、続いてそのリードと猟銃を持った老人が出てきた。ドーベルマンはじっとあなたのことを見つめている。
「こんなところを歩いて何が楽しいんだか。あんたも他人に見せびらかす綺麗な写真を撮りたくて、ほっつき歩いとるだか?」
まあ、そんなところだと返事をすると、年よりの顔に警戒が浮かぶ。
「なら携帯電話を持っておらんのかね? 大きなカメラは持っとるようだが」
⇒第50話に進む
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936010
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます