~終章~
自分らしさ。
そんな言葉をたくさん聞くようになったのは、ここ最近のような気がする。
いや、すべての人間がある年齢に達したときに聞く言葉なのかもしれない。
今、僕はそんな言葉の壁を越えようとしている。
この壁を越えたい。越えたくて仕方がない。
探しても探しても
この壁を越えるための攻略本が売っていない。
この壁を越えるドラマのラストシーンが描かれた
台本なんてない。
越えるためには、
自分の心に聞くしかない。
自分の心に素直に従うしかないのだ。
その心に抗って、「自分らしさ」という壁を放棄している人にはなりたくない。
僕は、イシカワタクトじゃない。
僕は、マエカワオサムじゃない。
僕は、サクライレイジじゃない。
僕は、前澤進だ。
忘れ物って意外とさりげないときに思い出す 京介 @sugikyo
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