第12話 もしかしたら死んでしまっていたかもね
これは私にとって運命の分かれ道だったのだろう。その時は気づかない。大抵のものはそういうものなのだ。いつの間にかそれは目の前に迫っていて、気づいたら去っている。それが『運命』だ。
なんて格好をつけてみる、どうも葉山 華恵です。久しぶりですね、5日ぶり?そうですね、はい。昨日にもしかしたら死んでいたかもの私ですが。何があったか気になりますか?
それは約4ヶ月ほど前のことです。私はバイトを探していました。四月が過ぎてどこのバイトも、中学生上がりの高校生が次々と取っていく。そんな時期、私はバイトを探していた。ウォーキングをしている途中、あるコンビニを見て、「あそこにしようかなぁ」と考えていた。だけど、そのコンビニの反対側の道路にもっと時給のいいバイトを見つけた。「やっぱりあそこにしよう」そう思ってそこのコンビニのバイトは断念した。
そして、昨日だ。そのコンビニに車が突進していった。…もし私がそこで働いていたら、私は死んでいたかもしれない。
とは言え、怪我人は二人だけだった。だから、死ぬかもはないだろうけど、怪我をしていたかもしれない。
バカなやつにバカといったところで何になる? 芥庭 深乱 @akutabamiran
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