「こういう人がフリーランスで成功するんやろなあ」と思うこと

 僕はフリーランスWebライターだ。だけど、僕は自分自身のことをフリーランス向きだとは思わない。僕は独学をするタイプだし、何事も全部自分でやりたいと思うタイプの人間だ。だから「フリーランス向きだ」と言われることがあるけど、そうじゃないんだと僕は思う。


 僕は今の仕事が好きじゃない。


 とりあえず、生きるためにフリーランスになった。


 他の仕事が続けられなかったから、逃げた先がフリーランスだった。仕事を始めれば僕は「無職」じゃあなくなる。最初はうまくいかなくても良いから、僕はとりあえずの身分が欲しかった。


 僕は、本当にフリーランスに向いていて成功するのは次のような人間だと思う。


 仕事が好きだけど、会社が嫌いな人。


 フリーランスはとにかく働かなくちゃいけない。正社員の何倍も働かないとダメだ。フリーランスには「一定」という言葉はない。「安定」は正社員だろうと今はあまり感じられなくなったのかもしれないけど、それでもある程度「一定」ではある。一定の給料、一定の身分を保証されている。


 だけど、フリーランスは月によって稼ぎが変わる。賞与も福利厚生も無い。自分が頑張らなければ稼げないんだ。


 稼ぐために人一倍働かないといけないわけだけど、仕事が嫌いだったらうまくいかない。仕事が嫌いな人が人一倍働くとなると、大きすぎるストレスを受けることになる。仕事が好きな人にもストレスはあると思うけど、仕事が好きな分まだマシだろうと思う。


 事実、僕の周りにいるフリーランスでイキイキとしている人は、みんな仕事が好きな人だ。もしくは、好きなことを仕事にしている人だ。


 ただ、彼らは会社が嫌いだった。


 仕事は好きだけど会社が嫌い。一人で仕事をすればストレスが減るし、仕事により集中しやすくなる。だからフリーランスになる。自然な流れだと思う。こういう人こそが、成功するんじゃないか?


 働き続けるために、人一倍努力するために、「好き」という原動力は必要なんじゃないか?



 そう思う。

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