the pillowsを常に流せば日常がフリクリになる説
the pillows
1989年に結成され、現在も活動中の日本のロックバンドだ。これから何度もpillowsと書くことになり、縦書きだと非常に見づらくなるため「ピロウズ」で統一しようと思う。
ピロウズと言えば、フリクリというアニメで曲が多数使われていることが有名だろう。
そこでだ。ピロウズの曲を流せば日常がフリクリになるのではないだろうか。この説を立証するため、買い物をするとき、散歩をするとき、仕事の前、寝起きなどさまざまなタイミングでピロウズを流すことにした。ただし、レジでは迷惑になるため外すこととする。
起きたら、まず「Beautiful Morning With You」を流す。イントロが結構重く、寝起きの重い体とシンクロしているような心地よさを感じる。ただ、歌詞はあまりマッチしない。なんだか曲が浮いてしまった。
朝食をとりながら仕事のことを考える。憂鬱だけど「やらないと! できる!」と自分に言い聞かせる。曲は「I think I can」だ。
仕事中に「RUNNERS HIGH」を流す。疲れながら、不安になりながら、走り続ける感じが自分の心情とマッチして気分が高まる。
仕事の合間に買い物に行く。帰り、帰路を急ぐ高校生たちの楽しそうな様子を眺めながら「Beehive」を聴く。なんだか寂しくなってくる。
仕事を再開。曲は「サードアイ」。もう一度何かを始められそうなんだ、という歌詞に胸を打たれる。
夜になった。不安が胸を押しつぶそうとしてくる。昔が懐かしくなる。死にたくなる。「ストレンジカメレオン」を流す。感情がより強くなった。
仕事が終わり、ツイキャスを始める前に酒を飲む。疲れた。だけど少しの希望がわいてくる。曲は「Thank you,my twilight」だ。
ツイキャスが終わるとすぐ眠ってしまった。眠る前に曲は流せなかった。
結局のところ、どれだけピロウズの曲をBGMに生活しても日常はフリクリにはならない。僕の選曲が悪かったのだろうか。考えてみる。
……そうか。
狂気、静けさ、乱雑さが足りない。
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