某フリーライターのマイブック

仕事を辞めるべきか、自問自答した末……。

「生活が厳しい状況が続いているなら転職したほうがいい」

　うん。

「生活のための仕事」

　うん。

　僕は仕事で「仕事を辞めたい人のための記事」を書くことが多い。僕は普段から他人に対して「辛いなら辞めな？」「生活苦しいなら辞めな？」と言っている。

　だけど、言葉の対象が自分に向いた途端に、僕は同じことを言えなくなってしまう。他人に対しては「仕事を辞めるのは逃げではない。転職は戦う場所を変えることだ」と語る。一方、自分に対しては「今仕事を辞めるのは逃げだ」と思う。

　僕はブラック企業に就職したわけじゃない。僕の収入が激減しているのは、僕の実力不足と心の弱さとが原因だ。それらを克服できるように、今は努力をしている最中。この状況で仕事を辞めるというのは、努力からの逃避、後退、のように思えてならない。人に相談すれば「それは違う」と優しい言葉を貰うけど、自分自身、なんか納得できない。

　来月、とうとう生活費が0になりそうだ。ギリギリ、各種支払いが完了できるくらいか。保険料払ってないから完了は無理だな。保険料以外、だ。うん。辞めた方がいいのはわかる。なんとか転職できるくらいの原稿料が入った月に、辞めて、転職するべきなのは理解している。理屈としては。

　毎日毎日不安で心が折れそうになる。どこかに高飛びしたり、夜逃げしたり、無一文で飛び出したりしたくなることがある。常に「死」が頭の中にある。未来に希望がない。人生に絶望している。

　だけど、逃げたくない。どれだけ絶望しても、逃げたくなっても、死にたくなっても、人に迷惑をかけても、逃げることはしたくない。諦める方向に進みたくない。

　まあ…生活苦しい状況じゃ、転職もできないんだけどね！はっはっは！！

　スーツ持ってないし！　地元に仕事あんまりないし！　転職するには「初任給まで過ごせるだけの金」が要るし！　ムリムリ無理の介。

　頭が回らなくなったため仕事を強制終了した本日。このようなことを考え、書いている。

　明日も仕事頑張ろう。

　今月はあと8日間仕事できる。なんとか、なんとか生活費を……稼がないと！！

　……無理の介とは？