珍しく作品の話をしようじゃないか
折角の小説投稿サイトなのに、僕はこのエッセイで作品の話を全くしていない。これはマズイ。しなければ。とは言え、作品の根底に触れる発言はしたくない。近況ノートやエッセイなどを小説のあとがきのように使うのも僕は好まない。WEBの記事において説明することは美徳だが、小説に関してはあれこれ説明するのは無粋というものだ。言うなればギャグの解説をするようなものである。
だから、珍しく作品の話をすると言っても現在投稿中の作品に関してアレコレ解説したり裏話をしたりするわけではない。
ただ、なんとなく「今こんなことをしているよ」という報告めいたものを書ければいいなあと思っただけだ。
僕は今、『妄想世界とフリーライター』という小説を投稿している。投稿数は現在2話だけだ。この作品は短編集のような形式をとっている。一話完結だけど若干の繋がりを持たせてひと繋がりの小説としても読めるようにしている。この小説はハッキリ言って「エンタメ」の部類だ。妄想世界とは何かとか、2話に共通して登場する美女とは何なのかとか、小難しいことを考えながら読むものではないと思う。もちろん、そういう読み方も楽しいのかもしれないが。
そんな『妄想世界とフリーライター』を僕は全然投稿していない。1話と2話の間はあまり空かなかった。これは1話投稿時点で既に2話の執筆に入っていたためである。じゃあどうして今ほとんど投稿せず、エッセイばかり投稿しているのか。
まず、僕は『妄想世界とフリーライター』という小説は自分ワールド全開のものだと感じている。僕自身の人間性が存分に表れているし、僕自身の価値観・感じ方・考えていることなどを意図的に表現している。知り合いに読ませれば「良くも悪くも君らしいね」と言われるだろう。
要は『妄想世界とフリーライター』は僕という人間の世界観ほぼそのものと言える。
続いて、僕は『妄想世界とフリーライター』を短編集と位置付けている。全体を通してのストーリーはあるけど、それよりもさまざまな妄想世界を病んだフリーライターが練り歩くというところに重点を置く小説だ。どんな妄想世界を旅するのかというところが非常に重要になる。この「妄想世界」のアイデアは自分の内なる妄想に存在している。
自分自身の世界観を存分に発揮する小説だからこそ、小説内の妄想世界は僕自身の妄想世界とも言えるのだ。
そのため、僕は僕自身の妄想世界が広がったときにこの小説を書くようにしている。
アイデア出しの過程が少し特殊だからアイデア出しとアイデア選びに時間がかかり、なかなか書くに至れないということだ。
ただし、僕が他に何も小説を書いていないかというとそうではない。かねてより企画していた小説の企画書が完成した。現在は第一章を執筆中。カクヨムに投稿できるくらいキリが良いところまで書けたなら、それも投稿するだろう。
今後は仕事の合間をぬって「二作品+エッセイ」を書くということになる。言うまでもなく最も更新頻度が高いのは当エッセイだ。次に更新頻度が高いのは新しく投稿する小説になるだろうと思う。
まあ……こんな話をしても、僕の小説を読んでいる人は少ないからあまり意味はないだろう。小説の1話あたりのPVよりエッセイの1話あたりのPVの方が多いのだ。むしろエッセイの方が期待されている感がある。それはそれで嬉しい。エッセイは『妄想世界とフリーライター』以上に自分自身の垂れ流しなのだから。
ただ、今後はもっと小説も読んでもらえるようになりたい。努力をしていこう。総決意した。
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