第30話 匿名での攻撃を否定するということ

 よう、古城ろっくだ。今日はちょっとツイッターで見かけた話でもしようかと思う。つまりつまるところ、いつも通りの『長めのツイッターみたいな』感じでお送りする。

 どうでもいいけど、この作品って読み返すと意味が分からなかったりするよな。その時のノリとかで書いているからさ。


 いきなり本題だが、ネットに時々湧く「匿名だから誰かを悪く言っていいと思っている馬鹿」っているだろ?

 何かあるとアカウント削除するとか、もともと捨て垢を使っているとか、そんな奴らだ。有名な話だけど、先日それで某女性が自殺したっけな。そのあと沢山の誹謗中傷がアカウントごとトンズラしたらしい。

 逃げるくらいなら最初からやるなよ。あれもし「死ね」って書いてて本当に死なれたら自殺教唆って犯罪に該当する可能性があるからな。これガチのやつだから。


 ところが、この手の話は「じゃあ匿名の人の発言は全て悪だ」で片付くほど二元論じゃない。それは例えて言うなら「黒人が一人殺された。だから白人は全て悪だ」というくらいに破綻した理論だ。

 匿名でも割とまともなことを言っている人がいる。なのにそいつのまともな発言を「匿名だから」ってだけの理由で攻撃する奴がいる。

 こっちも酷いな。


 ちょっと僕の話をしよう。僕は以前、とある捨て垢のクソ野郎に「古城ろっくなんてハンネでやってて他人を批判するってことは、匿名で相手を攻撃しているってことだゾ」とか言われたことがある。

 うん。お前よりは匿名でもないけどな。

 そもそも小説家としての『ペンネーム』を、匿名重視の『ハンドルネーム』と混同する時点でこいつと話が通じるわけなかったな。この馬鹿はなろう垢の事を『荒らし用の匿名ネーム』だと思い込んでいて、僕は『本名をあえて名乗らない様式美』だと思っていた。

 まあ、そいつがどれほど糞みたいなやつだったかは別エッセイに書いてある。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892563151/episodes/1177354054893225097




 正直言うと、僕は「リアルで言えないことはネットでも言わない」と決めている。

 え?さっきから他人を馬鹿だなんだと言っているだと?

 ああ、リアルでも言ってやんよ。面と向かって言ってやんよ。こういうこと言うと「相手が喧嘩強いマッチョでも同じことが言えるのか?」とか言い出す奴いるけど、その喧嘩強いマッチョとは僕の事だ。残念だったな。

 それに、僕は僕の信念に反することを言ってないからな。ネットでの喧嘩は筋肉と暴力ではなく、信念と主張で決まる。つまり僕はネットでもリアルでも『喧嘩強いマッチョ』なわけだ。下手するとネットの方が強いかもな。


 諸君。相手を悪く言う時、立ち止まって考えてほしい事がある。その相手は『何が』悪かったんだ?『匿名であること』か?

 だとしたらそれを攻撃するのはやめておけ。それは逆に言えば『相手が匿名でなければ悪い点など何もない正当な主張だった』という意味だ。

 相手が『匿名でなくても』悪い事をしていたときだけ、それに合わせて適切に叩くのがちょうどいい。

 もちろん、自分が『匿名でなくても言える』ことだけを適宜言うのが重要だ。

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