第9話 ゲーム終了後

目を開けると白い天井が見えた。

あれ…どうしてベッドの上にいるんだ?

記憶が曖昧だ。えーっと…確か…王様ゲームをやっていて確か最後に…

「あ、起きた?」

隣を見ると見覚えのある顔が…

「あ…」

声に出てしまった。美友ちゃんだ。はい。思い出しました全てを...

「えーっと...大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」

なんだこの会話は。というか、今回は完全に僕のコミュ力の足りなさがよく分かりました。本命じゃないのにあそこまでなるとは...気をつけないと...

「迷惑かけてごめんね。美友ちゃん。」

「いやいや、大丈夫だよ。大丈夫そうで安心した」

「美友ちゃん、そういえば今って何時?」

「えーっとね、16時だよ。」

思いっきり放課後だった...おそらく亮太と芙は先に帰ったに違いない。明日何聞かれることやら。不安でしかない...

となると、僕は約1時間気絶していたことになる。やば...

「そっか...こんな時間までごめんね。」

「全然大丈夫だよ。部活やってないから。」

「そっか...美友ちゃんもやってないんだ...」

文化部のイメージがあったんだけど、人って見かけによらないな...

「空くん、いっしょに帰る?」

「あ、いいよ。って...ええ!?」

すみません、脳が追いつきません。この子、天然なのかな...?

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オタクが恋した結果 夏風の如し @Sou35

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