so sweet with love

紫園 梨央

第1話 賭事の対価

「ここはどこ?」

真っ暗な中で身動きも取れず私はいた。私はついさっきの事を思い出していた。

・・・・。

学校の帰り、近くにクレープ屋が出来たと聞いて地下鉄1駅乗って人波が押し寄せる街を一歩歩み出した時、大きな光に呑み込まれて・・・・。


「最悪😖💦💨」


脳ミソはグルグル。答えも出ずに諦めた。


「言葉を持っていたか。」


少し声の高い老人のような声がする。間違いなく男の人だ。叫びたい。助けを求めたらなにかが変わるかもしれない。しかし、冷めた脳は案外叫ぶ選択肢はなく、言葉に聞き漏らしがない様に聞いていた。


「対価としては充分か。」


少しため息混じりに言うその言葉に

・・・・対価?

情報が少なすぎた。

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