当時親の経営する高校へ行くようにと言われ続け、だけどそこにはやりたいことが無く進路にに悩まされて続けていた笠井（白宮）このり塾のアルバイト講師であった玄蕃進一に「今後のしたいことは」と問われた事が切っ掛けで自分のやりたい事が見つかり、そして玄蕃の行くであろう場所に。
時は立ち高校の側のアパートに住む、そして隣である事件を堺にこのりと再会、当時相談に乗っていた笠井こと白宮に苗字が変わっていた事も有り全く気付かず、事件を切っ掛けに毎晩一緒に夕飯をする事なった玄蕃（先生）は胃袋を掴まれていく。果たして何時になったら気付き両想いになれるのやら。

教師と教え子、覚えていない記憶、料理と青春と胃袋と。

甘い甘い甘い！ 両思いな教師と生徒の、ちょっと大胆なのに初々しい関係が甘酸っぱくて読んでてニヤニヤが止まりません！

両者の視点が交互に物語を彩っていて、キュンする姿と心情が両方から感じ取れます。

そして食事が熱い！
一流のシェフが作った料理を食べるように並べられる食事描写、食レポは読んでいて腹の虫が暴れます。
よりリアルに表現された美味しい感情と恋愛が上手く組み合わさって、食事中も華やかにキュンキュンしました。

禁断の恋と、飢える読者。もうこれは読まないと勿体無いです。