無個性だというのも、ある意味では個性だと思いますが……全ての生物に違いがあるように、ヒトと人間にもそれぞれ良いところと悪いところはあると思います。
ルーツを人間とするならですが。逆に人間じゃなかったら、ルーツはかなり珍しいヒトということになりますね。
そもそもリカルドはなぜ、こんなにもルーツを追い出すことに固執するのでしょう。勝手に追い出したとなれば、今度は自分が腫れ物扱いされる可能性もあるでしょうに。
何か別の特別な理由とか、思惑とかがあるのでしょうか?
いずれにせよ、ヒトと人間の関係やリカルドが何を考えているのかが明かされるまでは、考えても答えは出ないのでしょうね。
続きも楽しませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
指摘の通り、ルーツにも良い所は必ずあります。ですが、悪い面が前面に押し出されすぎて、良い所が見えなくなっている。もしくは、誰もルーツの良い所を見ようとはしてくれないのです。
何故、リカルドがこうまでルーツを目の敵のように扱うのか。この真相は後に明らかになります。そこには、子ども同士の虐めなどでは収まらない大きな問題があるのですが……この話はまた追い追い。
二話までのリカルドはものすごく嫌なやつで、読んでいる私まで嫌な気分になりました。リカルドが出てくることで、ルーツの感情に自分が巻き込まれていくのを感じました。この展開は上手だと思いました。
そして、リカルドがどんなに悪いことをするのだろうと三話を読んでみると、実はリカルドってそんなに悪いやつではないのでは、と考えが変わりました。特別扱いをされているルーツに対する違和感や妬みが感じられて、理由なく弱いものをいじめる悪者とは違うのだと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃってもらった通り、リカルドはそこまで悪い奴ではありません。
きっと、誰の目線に寄り添いながら話を展開するかによって、作中人物たちから受ける印象は大きく変わってくるのでしょうね。