眠れない夜
鈍った刃を飲んだような
こういった夜は決まって
消滅してしまいたくなる
飲み込んだ筈の刃に飲まれていく
蝕まれていく
雨が
雨が静かに降っていれば
少しは違っただろうか
喉が渇いているのか
錆びているのか
息がし辛い
このようなもの
詩でもなんでもない
何をしているのだろう
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