黒を纏う海鳥






濡れる身に黒を纏う海鳥

数えきれない程の塵が浮かぶ

汚れた顔をした海に揺蕩う







その赤い瞳に何を宿し


透明な心に何を宿すか








薄い蒼を抄いたような空を

羽ばたく日を望むように



薄い蒼を抄いたような空を

羽ばたく陽を望み 今日も













独り揺蕩う


















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