29歳の魔法少女

作者 めがねびより

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★★★ Excellent!!!

椿美紀子、29歳。
職業、魔法少女。

恐怖の大王を目前に控えた20世紀末。
公務で魔獣と戦い続ける彼女に訪れる人生の転機とは!?

1998年という時代背景が目に浮かぶような描写。
世知辛いアラサー女子の葛藤。
どれも見事な描写で表現されていて面白いです。
現実の世知辛さとファンタジックなバトルが両立する良作、最後の最後の結末まで目が離せませんよ!

★★★ Excellent!!!

椿美紀子、その日で29歳。職業、公務員(魔法少女)。
ある事件をきっかけに魔法少女となり、日夜現れる魔獣として公務で戦っていた彼女であったが、夢は当然ケーキ屋さんなどではなく、イケメンセレブとの結婚。
だが現実はシビアなもので、結婚は遅れに遅れ、後輩には先んじて寿退社される始末。
だがそんな彼女にも、ようやく春の芽生え見えてきて……?

半ばアイドル兼スーパーヒロインのごとき扱いを世間から受けている魔法少女。その大ベテランの公私に迫る社会派(?)ストーリー。

ファンタジックな魔法が交錯する一方で、渋い独特の言葉選びやアラサー女子の世知辛さが魅力的。痛む胃を抱えつつもついつい特上の笑顔になってしまう、ユニークな良作です。

★★★ Excellent!!!

魔法少女は乙女でなくてはならない。29歳になり次第にオッサン化する主人公、美紀子。

テンポのいい戦闘シーンと恋と日常がほどよく重なりあい、笑わせてくれたり、少しセンチな気分にさせてくれたり。

主人公の設定が29歳の魔法少女という設定からしてドタバタコメディを連想させ、その期待を裏切らずさらに斜め上を行く面白さ!

筆者の発想力と筆力に脱帽です。