頑張れは禁句?
精神病に関してよく言われるのが、『頑張れ』は禁句ということかなと思います。実際に一部の精神病ではそれが当てはまると思いますが、状況においては『頑張れ』、は使って言い言葉だと私は思います。
そもそもなぜ『頑張れ』は禁句なのか。それは本人が十分に頑張った上で、これ以上どう頑張ればいいんだと思うパターン、そして自分は頑張っていないんだと思い込んで無理をしてしまうパターンなどが考えられます。よく使われる例えは車のエンジンでしょうか。大うつ病などの場合は心のエネルギーが完全に枯れ果てている状態。そこで『頑張れ』とアクセルを踏まれても車は発進するどころかバッテリーもあがって車が悪くなってしまいます。しかし、一部の精神病においては別だと私は思います。特に軽度のうつ病においては『頑張れ』が利く場合もあります。上記のアクセルの例を元にだすならばアクセルが非常に堅くて自分の力だけでは上手く走れない車。ガソリンは多く入ってます。ですので、『頑張れ』と後押しをしてもらえることでアクセルがきちんと踏めて一気に体調が回復する場合も多くあります。ですので一律に『頑張れ』が禁句という訳では無いわけです。
ただ、素人判断でこれは軽いうつだ! と決めつけて『頑張れ』を安売りしろと言いたいわけではありませんよ。ですので周りに精神病の方がいらっしゃった場合、その方の体調を考え『頑張れ』を処方してあげてください。心の病気において一番大切なのは周りの理解と支援です。どんなお薬よりも大切な処方箋が皆さんの理解です。
私も少し感じることなのですが、精神病の中には見た目は元気そうという人は多くいます。不安障害をはじめ、適応障害等では対応した場所でなければ症状が出ないというものや、そもそも自身が苦しんでいることを周りに悟られないように無理をしてしまう人もいます。そうなると、アイツ、サボっているんじゃないのか? と感じることも多くあることでしょう。しかし、本人は苦しんでいることがあるんです。
そこで繰り返しとなりますが、皆さんという『処方箋』で長くゆっくりとつきあっていただけたら嬉しいなと思います。
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