不安障害ってなんなのさ!

 今回は不安障害についてお話しさせていただきたいなと思います。不安障害とは不安による困りごとをさします!

 ……わかんないですよね。というわけで詳しく。そもそも不安を覚えることそのものは誰しもが起こりうることですよね。そしてその不安により、発汗や息切れ、目まいなどが起こること。こんな状態になるのも不思議ではありません。 ナイフを向けられたり、崖の近くを歩いたり、ソシャゲのイベントボーダーぎりぎりだったり……、えっ? 最後は違いますか? ま、まぁ、ともかく。このように不安というのは誰しもが誘発するものです。ナイフを向けらたり云々では不安に思わないほうが不思議なわけで、ごくごく一般的ですね。

 しかし、問題なのは客観的に見れば不安を感じるのにふさわしくない場合に起きるのが、通常とことなることです。ただ、これだけでは不安障害とはみなされませんよ? なぜなら恐怖症を持っている人は多くいるからです。例えば高所恐怖症や閉所恐怖症。彼らは客観的に見れば安全であるとわかっている場合で置いても、強烈な不安を感じ、発作を起こすことがあります。ですので、大切なのはその不安が日常生活に支障をきたすほどであり、長く続き、頻繁に発生することとなります。

 私の場合では電車を初め、閉鎖された空間に多くの人間がいること、ショッピングモールなどたくさんの人が密集すること、そして赤の他人と会話をすることが非常に大きな恐怖、不安となっておりました。そういった状況になると息切れや動悸が早くなる、無意識に右手が震えるといった症状が起きるのです。そう、「くそ、俺の右手がいうことをきかねぇ!!」という中二チックなことがリアルで起きるわけです。実際に震えてしまった際は頭の中でそんなくだらないことを考えたりすることで気を紛らわしています。

 ここまで聞くと、あれ、この症状どこかで聞いたことある……? となる人もいるのではないでしょうか。そうです、『パニック障害』です。このパニック障害も不安障害の一種となります。ちなみに、先ほど発作といいましたが、発汗や息切れなどが不安により発生することを『パニック発作』と呼びます。これがひと月以上にわたりおき、それがまた起きるのではと怖く思う『予期不安』、または日常生活でもパニック発作が発生することが『パニック障害』とされます。私もパニック障害とのボーダーラインっぽいんですが、診断された先生曰く色々広くとって不安障害としましょうという形になったのです。ちなみにこのパニック障害、有名な方だと『中川家』のお兄ちゃんこと『剛』さんや、野球の『長嶋一茂』選手、最近だと『King&Prince』の『岩橋玄樹』さんが発症していますね。このように以外に多くの方が発生しうる病、それが不安障害です。別に脅すわけではありません。だれでも発生しうること、そのことを覚えていただきたいのです。なので、もしもなってしまっても自分がダメだから、心が弱いからなんだとか、そういったわけではないと思っております。

 また、私は抑うつ状態にもなっていたようであり夜眠れなかったり、緊張や恐怖を抑えるために手の甲を抓ったり、噛んだりする自傷行為もおこなっていました。現在でも少しあとが残っております。幸いにもリストカットなどまでは至りませんでしたが……。また、なにより自分が嫌になったのはこちらに投げかける言葉を全て悪くとってしまうこと。悪口を言っているかのように聞こえること。そのせいでさらに沈んで仕事先から帰ってきたでしばらくぼんやりとしていました。疲労感も高まりましたね。

 そんな不安障害、現在私は薬物療法とカウンセリングで治療を行っています。

 カウンセリングではどうして怖いのかをお話しつつ、どういったことに挑戦してみましょう、とか色々ご相談してくれる形です。その人、状態にもよると思うのですが、私はダラダラと一日を無駄に過ごすことが最終的に憂鬱になるタイプでもありますので、できる限り一日一回は外出をするようにしています。ただ、私の家、それなりに都会なんですよね。なので人を完全に避けることが出来ないのですが、逆に考えれば人と接することが可能であるということ。無理なく自分で行ける範囲でお散歩などを繰り返していくつもりです。当面の目標は電車に乗って長距離移動できるようになることですね。

 続いて、薬物療法……、精神科のお薬って怖くない? そう思われる方も多いと思いますので、簡単にご紹介を……、と思ったのですがかなり長くなってしまったのでいったん区切ります。お薬に関しては次回!

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