第2話

ある山に池があった。

気がついたらその池はあった。

いつからあるのか誰も知らない。

ただものすごい大昔になんらかの理由で人の手によってつくられたらしいことは、山の麓の村人も知っていた。

ただ何が目的で作られたのか村の人々は頭をひねるばかりであった。

というのも山の麓にはとても大きな湖があるから人々はその池を必要としていない。

そもそもその山には神が住むと伝えられていたので人々は神様の領域を侵害しないように山には滅多にはいらないようにしていた。

その山の神はたいそう人が好きで好きで、気に入ったニンゲンを捕えてどこかに隠してしまうといわれていたからー









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湖国ナミダ物語 @white35

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