99 再開します!
気がつくと、前回の記事より3か月が経っておりました。
今年の夏は小説を書く方に夢中になっていたのと、先月の史記の講座をお休みしてしまったというのが、途絶えてしまった理由でしょうか。しかし、昨日、2か月ぶりに講座を聴講しましたら、やはり楽しかったので、このエッセイを再開しようと思います。
いま、講座のテーマは、司馬遷が仕えた武帝の時代についてです。
いつも講座の最後に次回のことについてのお知らせがあるのですが……。
あれ? 先生、告げられた予定を無視されて、なんかここのところずっと、武帝から抜け出していませんよね。昨日も、結局、今までの武帝を取り巻いていた宰相や将軍たちのおさらいでしたよね。(笑)
たぶん、現在の先生の関心がそこにあるのではないかと想像しています。
次に書かれたい学術書のテーマが、司馬遷と武帝なのかも知れません。それとも、講演会を引き受けられたと言われておられましたので、そのテーマが『司馬遷と武帝』なのかも知れません。
まあ、何度も復習のように繰り返されるので、かなり私の頭の中に武帝の時代の知識は入ってきました。
しかしながら、寄る年波というもので、最近、人の名前が覚えられなくて……。それも、会ったこともない2千年昔の難しい漢字の人の名前など覚えられるはずがなくて……。
講座と講座の間が、1か月も空いてしまうとなおさらです。
このエッセイの『史記に登場する人物』で纏めていて、本当によかったです。でなければ、完全な落ちこぼれ生徒です。(涙)
ところで、領土を拡大し漢を栄えさせた武帝ですが、『このままでは、秦の始皇帝の繰り返しになる』と、司馬遷は危惧しています。(ごめんなさい、この箇所、正確に覚えていなくて、どこにどう書いてあったかが、はっきりとしないのですが)
それにしても、「欲と利で動く人間によって歴史は作られ、その歴史は繰り返す (これは、秦の始皇帝の繰り返しになるという言葉の、私の意訳です)」と、2千年前に司馬遷は看破し、そのことを書き残しているのです。
すごいなあと思います。
歴史を学ぶって、年号と出来事を暗記するのではなく、そういう人の営みを見抜く目を養うことではないかと、私は思うのです。
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