52 『宮廷の諍い女』21~25 ≪1≫



 3度目の正直で、「今度こそ最後まで視聴する!」と観ていた、華流時代劇ドラマ『宮廷の諍い女』だったけれど……。

 なんとなんと、アマゾンプライムの契約を継続できない事情が生じたので、またまた途中で挫折となってしまった。


 それで、21話から25話までの感想を書いて、『宮廷の諍い女』における考察は終わりとする。





 物語は見るのも読むのも最終までと決めている。

 まるで、難行苦行の修行僧の気分で押し通す。(笑)


 しかしながら、今回もまた途中挫折してしまった。

 でも、それほど残念とは思っていない。

 3度見ても、『宮廷の諍い女』は、私の感性とは相性が悪いようだ。




 前にも書いたように、清王朝の後宮という時代設定もストーリーも似通っている『宮廷女官・若曦』と『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』はとても面白く最後まで視聴したので、(それぞれ、2度見してしまった)、後宮ものがすべて嫌いという訳でもない。


 『宮廷の諍い女』と、『宮廷女官・若曦』『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』の2つのドラマに感じる面白さの違いはなんなのだろう。




『宮廷女官・若曦』は、現代の歴女のタイムトラベルもの。


 彼女は再び現代に戻れるのだろうか、そして次期皇帝の座を巡って争う9人の皇子たちの誰の求愛を彼女は受け入れるのだろうか。

『宮廷女官・若曦』には、最初から最後までを通しての、見ているものを惹きつける<謎>がある。 


『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃』は、一番最初に主人公の姉が殺される。

 これが、主人公が後宮入りする動機だ。


 犯人は誰か、そして彼女の復讐は成功するのか?

 これまた最初から最後までを通しての大きな<謎>がある。




 それに比べると、『宮廷の諍い女』は、毎回、妃たちが陰惨に苛め合いそれに伴って皇帝の寵愛が移ろうという内容の繰り返し。


 それでも後半になると、俄然、ストーリーは面白くなるらしい。

 アマゾンプライムの感想に、「55話までは我慢して見てください。それからものすごく面白くなる」というのがあった。

 しかし、76話のストーリーで55話まで我慢するのは、あまりにも長いのではないか……。(笑)




 最初に事件があって、その謎が徐々に解き明かされていくというストーリーは、読者を視聴者を飽きさせることなく惹きつける。


 特に、最初に凄惨な殺人事件があって、「犯人は誰だ?」という設定は、エンターテインメントにおいて王道だとつくづく思うことだ。




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