応援コメント

28 生贄にまつわる古代中国の故事 」への応援コメント

  • もう解決なさったかもしれませんが、偶然見かけたので。
    『史記』にある魏の西門豹のエピソードによく似ています。これによれば、大巫(祈祷師)を投げ入れた後、「なかなか帰ってこないな。君が行って呼び戻してくれたまえ」と言って大巫の弟子たちも投げ入れ、その調子で土地の三老も投げ入れ、さらに役人や豪族も投げ入れようとしたところで許しを乞われ、やっとやめたそうです。

    ここまでくると、なかなか恐ろしい話に聞こえてきますね。僕の大学の教授は「不健康な慣習を止めさせたことは高い業績に思えるが、この話では魏の集権政策に従って地方の宗教的権威が破壊されていったことも象徴されている」と語っていました。

    作者からの返信

    真山さん、コメントをありがとうございました。
    そうですか。『史記』にそういう話がありましたか。きっと、父のお話の出どころは、真山さんのご指摘の通りではないかと思われます。
    父はお話の上手な人で、・古今東西の名作・伝承・落語などから、サワリの部分を子どもだった私にもわかるように、上手に話してくれました。でも困ったことに、それを自分の創作だと、言っていて。(笑)
    その後に私も成長して、少しずつ、「あのお話の出どころは、これだったのか!」と知るようになるのですが。ついに、最後の大きな謎も解けました。本当にありがとうございます。
    そうなんですね、現代人には美談ですが、こうやって、昔からの風習や因習が壊されていくことにもなるのですね。ファンタジー小説を書くものとしては、ちょっと複雑な胸中でもあります。

  • 饅頭を生贄の代わりにしたのは諸葛孔明だという伝説がありますが…。
    こういう淫祠邪教の類をすごく嫌う、曹操あたりがやりそうですね。

    作者からの返信

    ヒナタさん、コメントをありがとうございます。
    ほんと、若い時の曹操かも知れませんね。
    実をいうと、このお話、中学校の図書館の『世界故事辞典』とかいうので、見つけたことがあるのですよ。出典までは覚えていないので、伝承話かも知れません。

  • 素敵な話ですね。
    そして、お父様素敵ですね。私の父の読書家でしたが、お話をしてくれはしませんでした。

    作者からの返信

    アメリッシュさん、コメントをありがとうございます。
    私も子どもたちにはりきって父のようにお話を聞かせていたのですが、ある時の『牡丹灯篭』がとても怖かったようで、「お母さんのお話は嫌い。本を読んで」と言われました。(笑)
    こういうのは、語るものと聞くものの相性もあるようです。

  • 幼い頃からそんな素敵な時間を過ごしておられたんですね。

    役人の賢さを悟る感性と、教訓を得られるように話してくれるお父さんも
    すごいです。生きた教育ってこういう事なのだろうと思います。

    作者からの返信

    ハナスさん、コメントをありがとうございます。
    私が大きくなってからは、父は大河ドラマが始まると私を横に座らせて、蘊蓄を語り始め…。そして、あの本この本を読めと…。時には、知識の抜き打ちテストみたいなものもあって、つきあうのが大変でした。(笑)