第50話 黒い靄
昔のことすぎて、細かいところは覚えていないが、まだまくらさんに引き取られる前、瑠衣は身寄りのない子供の集められた施設で暮らしていたらしい。
そんな時、同じ施設にいて仲良くなった友達――それが
そして、その中の何人かの子供たちは、お
そこで見せられたのは、女の人が処刑される姿だ。
女の人が首を前に突き出した形で
その首の断面から黒い
今思えば、あれこそが鬼だったのだと、瑠衣は言う。
そして、鬼を宿した瑠衣は、まくらさんに引き取られた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます