第50話 都会

ちょっと都会の実家に帰ってまいりました。

僕の実家は、中心街から、だいぶん離れた郊外の住宅街。


家で過ごす分には、久しぶりで快適だったが、家から40分の繁華街近くの病院へバスで向かう。クルマが良いが駐車場に困るんだ。


家の近くのバス停でバスを待っているだけで、車の音や色々な音が入って来て、気分が悪くなる。iPhoneで音楽をを聴きながら、なんとか凌いだ。


バスに乗るとクーラーの肌寒さ、車内アナウンンス、エンジン音、女性の化粧品の匂いなどで、頭が痛くなり、吐き気がし、20分でリタイヤ。

バスを降り、タクシーで向かう。タクシーの後部座席には、モニターが付けられており、ラグビーの予告やCMが映し出されている。

運転手さんに「モニター消しても良いですか?」「ラジオも消してください」と頼む。

もう、自分の好きなもの以外の情報は受け入れられない。


病院の待合室は、静かで特に気にならなかったが、一歩外へ出ると、工事の音や車の音や人の声、色々な匂い。

また、頭が痛くなり、吐き気がする。


そして、タクシーで帰宅。


牧場に帰ると大雨と濃霧。寂しさはあるが、情報は極端に少ない。自然のみ。

僕は、ここが心地いい。

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人生の告白 clean_wave @clean_wave

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