【新アイドルss】プリンセススターズ

我妻春流

【778プロ】

春流「どうも…。我妻春流です。これからどうぞよろしくお願いしまーす」

芙由「げっ………すっごいピアスの量…。なんか気味悪いな…」

沙樹「めっちゃ個性的な子だね〜っ！カワイイっ♪春流ちゃん、これからよろしくねっ」

春流「よろしく。……えーと…？」

沙樹「沙樹は、柳沙樹って名前だよ！」

春流「沙樹。…よろしくね」

芙由「ハァ！？オマエ、プロデューサーから事前に名簿貰わなかったのかよ！？」

春流「貰ったけど…」

芙由「目を通してないワケ？」

春流「…ぱらぱらーっと。適当に。」

芙由「はぁ〜〜〜…！？やる気あるのかぁ…？」

春流「ぼちぼち。…で、あんた誰？」

芙由「〜〜〜ッ！！！！…芙由。緋鯉芙由！しっかり覚えとけよっ！」

春流「…緋鯉」

芙由「なんで私は苗字呼びなんだよッ！？」

秀葉「んー……も〜…。芙由、ちょっとうるさい。せっかくいい夢見てたのに…」

沙樹「あ、おはよう秀葉ちゃん！」

芙由「…ご、ごめん。…つーか新しいアイドルが挨拶に来てんのに呑気にソファで寝てんなっての！」

春流「…かわいい」

秀葉「テディといっぱい遊ぶ夢見てたのにさ〜…」

春流「それがテディ？」

秀葉「え？うん。そうだよ。テディ、可愛いでしょ」

春流「可愛い」

秀葉「ふふふ〜。見る目あるねぇ〜」

春流「写真とらせて」

秀葉「いいよ。可愛くとってね」

春流「…よし、ありがと。SNSに載せてもいい？」

秀葉「おっけー」

春流「じゃあ、あげるね」

〜春流のスマホから大量の通知が鳴り出す〜

芙由「うるせっ！？なんだこの通知の量…！？」

沙樹「もしかして春流ちゃんって有名人…？」

春流「別にそこまでじゃないけど…まあ、それなりに」

秀葉「おぉ…みんな、テディの良さに気づいてくれてるねー」

沙樹「すっごーい…ねぇねぇ、春流ちゃんはどうしてこんなに有名になったの？」

春流「んー…………なんか適当に綺麗事とか正論とか言ったり、加工しまくりの可愛い自撮りとかあげれば有名になってくもんだよ」

芙由「気持ち悪っ。」

春流「それな〜。私もなんでこんなことしてんのか分かんないし。あんた達はこんな人間になっちゃだめだよー」

秀葉「ふ〜ん。……あれ？彼方だ」

彼方「ん？あ、秀葉ちゃんじゃん！やほ〜☆あれ？その子は？？」

春流「どうも初めまして。我妻春流でーす。よろしく」

彼方「？」

沙樹「新しく778プロに入ったアイドルだよっ！」

彼方「あ〜っ！2期生の子かぁ！！彼方は鈴科彼方って言うんだ〜！よろしくね〜☆」

春流「うん。よろしく」

彼方「そうそう！みんなこれみてよ〜っ！！最近そこの駅にできたラテアートのお店なんだけどさ〜。ほらっ！ちょ〜カワイイでしょ！」

春流「これ……似顔絵？」

彼方「そう！めっちゃ似てるし可愛くない！？飲むの超勿体無くて苦労したよ〜」

沙樹「すっごーい！ハイクオリティだね〜っ！」

芙由「彼方そっくりだな〜…」

彼方「へへー、そうでしょ？」

芙由「なんでオマエが書いたわけでもないのに自慢げなんだよ」

秀葉「いいなー。しゅーはちゃんもテディを書いてもらいに行こうかな〜」

彼方「そーだっ。よかったら明日5人で行こーよ！」

芙由「え、私も…？」

彼方「当たり前じゃん！みんなで映えにイコっ♪」

沙樹「さんせーいっ！」

秀葉「んー、しゅーはちゃん、明日あんにゅいでバラエティ番組の収録があるんだぁ…。確か3時くらいにはおわるんだけど…」

彼方「じゃあ5時くらいから行こっか？」

秀葉「いいの？」

彼方「芙由と沙樹と春流ちゃんは5時からでも大丈夫？」

春流「いつでも大丈夫」

沙樹「大丈夫だよ〜！」

芙由「私も。明日はオフだし」

彼方「よ〜っし、それじゃあ明日の5時に駅集合ね！」

〜翌日〜

秀葉「お待たせ〜」

芙由「お、これでみんな揃ったね。…というかさ」

春流「ん？」

芙由「ん？じゃねぇよ“ん？”じゃあ！！何そのダサい服装は！？」

春流「は？このファッションの可愛さも分からないの？？時代遅れだよ」

芙由「ハァ〜！？！？どう考えてもヘンだろそれは！！Tシャツのドクロ？がグロいしあちこちにピアスついてるし！それとTシャツの丈が際どい！下なんか履いてんのかそれッ！？」

春流「スパッツ」

芙由「はぁ！？おまえっ、ヘンなおっさんに狙われてもしらないぞ！？」

春流「…心配してくれてんの？」

芙由「ち、ちげーーよっ！」

沙樹「うー、待ちきれないよ〜！みんな早く行こー！」

芙由「ご、ごめん…行くか」

秀葉「行こ〜！」

彼方「ゴーゴーっ☆」

〜ラテアートカフェ〜

春流「ふ〜ん…すごいオシャレなとこだね」

彼方「でしょでしょー！」

秀葉「ん〜っ、いいにお〜い」

芙由「つーか、みんなは何書いてもらうの？」

秀葉「テディ！」

彼方「彼方は今回はおまかせにしてみようかなって思ってる！」

芙由「あ、おまかせとかできるんだ。じゃあ私もおまかせだな。春流と沙樹は？」

沙樹「私もおまかせかな〜。何を書いて貰えるのかワクワクするっ！」

春流「私はこのドクロ」

芙由「そのTシャツのドクロ！？は！？やめとけやめとけ〜…店員も困るだろ…」

春流「は？店員が困るとか、そんなこと客側である私は知らないし」

芙由「は、はぁ…？」

沙樹「いいじゃんいいじゃん！面白そう！」

春流「別に面白さは求めてないんだけど…ま、いいか」

〜5人はそれぞれオーダーし、数分後注文した品が届いた〜

店員「ごゆっくりどうぞ〜」

春流「…うわ、すご」

芙由「やっぱり気味が悪いな…」

沙樹「すごいすごい！ミツバチとお花だ〜！」

彼方「彼方は星だったよ〜！きれ〜い……！！写真写真っ☆」

芙由「紅葉だ…この季節にピッタリだね」

秀葉「…しゅーはちゃん、これ飲められないよ……」

芙由「じゃあなんでテディにしたんだよ…」

彼方「みんなのも撮っていい〜？」

春流「あ、じゃあ私もみんなの撮る」

沙樹「沙樹も〜っ！」

秀葉「しゅーはちゃんも撮るー」

沙樹「芙由ちゃんはいいの？」

芙由「え。あ、いや…私写真のセンスないし…遠慮しとくよ」

彼方「えーー！勿体無いよ〜せっかくみんなで来たのに！写真に思い出残さなきゃ！」

春流「緋鯉のスマホで代わりに撮ってあげようか」

芙由「え、いいの？」

春流「ほら、貸して」

芙由「………すげ〜……、流石撮るのが上手いな」

春流「ほい。どうぞ」

芙由「あ、ありがと…」

彼方「じゃあみんな撮れたかな？じゃあ早速飲もっか！」

秀葉「う、うぅ…かなしい…。ばいばい、コーヒーのテディ…」

〜5人全員が完食した〜

秀葉「テディ美味しかった〜」

芙由「語弊が凄いな…」

彼方「ね、みんなで写真とろ〜☆」

沙樹「いいねいいね〜！」

芙由「え、私も写るの？」

彼方「あったりまえじゃん！」

秀葉「しゅーはちゃんもテディも可愛く撮ってね」

彼方「わーかってるって☆まかせて！ほら、撮るよ〜！寄って寄って！」

芙由「わっ、春流おまえ押すなって！」

春流「だって写んないし」

彼方「みんな可愛いよ〜っ！じゃあ撮るね！はいっ、ちーずっ☆」

芙由「うわッ、カメラ向いてないし…」

春流「なんで私の方向いてんの…」

芙由「は、はぁっ！？ちげーしっ！馬鹿ッ！」

秀葉「…あ、もう6時半だ…。しゅーはちゃんそろそろ寮に帰らないと」

沙樹「もうそんな時間っ！？やば、沙樹も帰らなきゃっ！」

彼方「だね〜！じゃあそろそろ解散しよっか。また皆で遊ぼうね！絶対！！」

沙樹「うん！絶対ねっ！」

秀葉「もちのろんだよー」

芙由「う…うん」

春流「まあ……たまにはいいかな」

彼方「やたーっ！じゃあまたいつか誘うからねっ！今日はみんなありがとう！それじゃあ…解散！」

全員「ばいばーい！／じゃあね」

【我妻春流 宅】

春流「……はぁ」

〜春流が今日撮った写真を眺めている〜

春流「………………。」

春流「…寝よ。」

〜春流のスマホには今日皆で遊んだ事について綴っている投稿が表示されていた〜

『今日は夕方から友達と遊んだよ☠ラテアートめちゃめちゃリアルで凄かった。誘ってくれてありがとう。みんなで撮った自撮りも載せとくね。』