わりに女子高生な一日。
(今日は相対性理論を聴きながら、この記事を書こうと思います。ぱられるぱられる。)
そういうわけで、昨日、友人とお買いものに行ってきました。この友人というのは、Not ○○さん But ××さんです(文法解説:not A but B「AではなくB」)。 ××さんとは、高校一年生のとき、冷房の効いた学校の廊下で知り合いました。そして何だかんだで二年のおつきあい。あれ、でももっと長い気がしないでもない。一言で言うと、アンビヴァレンスな関係です。
かれこれ一ヶ月くらい、会っていませんでした。こんなに長く会わなかったのは、初めてだったかも知れない。今までは、部活とかあったから。だからまあ、わりあい久々の再会でした。
私がツイッターに「早く出発する」と呟いた甲斐あって、集合時間より15分早く落ち合うことができました。彼女も、早めに家を出てきてくれたのです。こういうとき、近未来の予感を感じます。
あんまり、時間が経った気はしませんでした。昨日会ったかのような。普段うんざりするほど(言葉の綾だよ!)会っているからかも知れません。思えばいっつも一緒にいるものです。私と彼女と、あと二人とで。クラスも教室のフロアも違うのに。アンビヴァレンツなのに。不思議なことも、あるものだ。
ショッピングモールへ。きんと冷えたショッピングモールに入ったとき、××さんが「天国、いや天国じゃないけど」と呟いたのがわりに印象的でした。天国、いや天国じゃないけど。
ドリンクを頼んで、フードコートの席に座りました。私はタピオカの入ったミルクティーを頼んだつもりだったのに、なぜかカラメルプリンが入っていました。いやそりゃ確かに「カラメルプリンミルクティー」と頼みましたが。しかし私は悪くない。だってカラメルプリンもタピオカも食べたかったんだもの! というわけで、××さんのタピオカをたくさんもらいました。ほんとにありがとね。あのときタピオカを摂取しなければ、私はどうにかなっていたでしょう。
積もる話。主に近況報告です。夏休みどうしていたかとか、あとは個人的な話とか。たくさん喋りました。やっぱり面と向かって話すのが一番良い。微妙なニュアンスが伝わるから。
そしてお買いものへ。××さんの洋服をさがしに行きました。
色々とお店を見てまわって、結局、LIZ LISAへ辿りつきました。強烈な色あいで自己主張している、激しいお店。私の着る類の洋服はなかったのですが、見ていてとても楽しかったです。あの、気の強い感じ!つんとしています。なのに甘いところもあるんだよなぁ。やっぱりLIZ LISAには、そういった印象がある。
××さんは結局、マキシ丈のワンピースを購入しました。良いお買いものだったと、思いますよ。可愛かった。
そのあとは、プリクラを撮りました。久しぶりのプリクラでした。中学のころは馬鹿みたいに撮っていましたが、高校に入ると、機会が減ったのです。
目がくっきりと写る機種で、びっくりしました。写真の中で笑う私たちは、女子高生らしかったです。じっさい女子高生だけれども、何だかたまに、忘れちゃうんだよね。実感を伴わなくなる。でもカメラの前でピースしたり、黙々と凄い勢いで落書きしたり、にゅーっと出てきたプリクラをじっと見つめるときは、実感をもって女子高生だなぁと思う。
それと二年前のプリクラに比べると、ずいぶんと大人びていました。自分で言うなよって感じですが、でも確かに。16歳と18歳じゃ、やっぱり違うよね。
プリクラは、お財布に入れました。大事にしようと思います。
そしてカラオケへ。色々歌いました。「炉心融解」に挑戦したり、「メルト」に挫折したり、「四角革命」で調子に乗ったり、「ジェニーはご機嫌ななめ」を交代で歌ったり、やっぱり最後のほうは「スマトラ警備隊」だったり。××さんのほうも、色々歌っていました。なんかもう覚えてきちゃったよ。
またカラオケに行きたいです。山田詠美には呆れられちゃうかも知れないけれど、でも、好きなものは好きなの。
歌い終わると、再びフードコートへ。ご飯を食べて、色々話しました。沈黙もときにありましたが、まあ、アンビヴァレンスだから仕方ない。
その中で、印象深かった話をいくつか取りあげようと思います。つらつらと書いてゆきますが、だいたい私が××さんにつらつらと語らせてもらったことと内容は同じです。(ああ、やっとここまできた!)
・「恋愛体質」
「恋愛体質って何?」××さんはときに、こういうことを言って私を驚かせます。
恋愛体質。一般的には、恋愛に縁がある人のことを指すのだと思います。つまり、恋愛が好きな人とも言えるのではないかと。
しかし、「恋愛体質」。話しているうちに、違和感が出てきました。だって「恋愛が好き」って言いかた、ちょっとおかしいんじゃないかと思う。恋愛が先にあるんじゃなくて、相手が先にあるのでしょう。相手ありきの、恋愛。そうじゃない人、恋愛ありきの相手という人もいるのかも知れないですが、私はやはり、強い違和感をおぼえてしまいます。「恋愛体質」。それはあくまでも、結果論である気がします。
・「刺されても良い」
「好きな人に刺されても良いって気もち、わかったかも」と言って、またまた××さんは私を驚かせてくれました。
これには背景があって、以前私は××さんに、「つきあうにあたって、好きな人に刺されても良いくらいの覚悟がある?」みたいなことを訊いたことがあるんです。(それでちょっと険悪になったのは、まあ、ご愛嬌。)
しかし私はまた考え込んでしまって、というのはそんなことを訊いておいたくせに、いざそうなると、やはりどうなのだろうという気がしてしまったのです。痛いの、嫌だなぁ。いやもちろん比喩としてということは理解していますが、それでも。
そこまで想うのって、どれだけ稀有なことなのだろう。と、そういうことです。だから、そう簡単には思えないんじゃないかと。と言うよりか、思ってしまうと危険なんじゃないかと。
「好きだから好きって気もちくらいで良いんじゃないかな」と、だから私は、言いました。ああ、何だか、自分が矛盾した気がする……。
でもその覚悟は、結局のところ必要なものではあるんですよね。
・「恋に不器用」
色々とあって、「恋に不器用」なことと、「女慣れしている」ことははたして関係あるのか、という話になりました。
××さんはこのふたつを関連づけていたのですが、私はたぶん違う、と例をあげながら言いました。
恋に不器用、というのは、その特定の相手に対しての話です。相手ひとり対自分のときに、不器用になってしまう。それに対して、女慣れ、とは不特定多数への慣れを指すのだと思います。何者でもない「女の子」には、堂々と接することができる。「女の子」という記号への慣れ。
恋は、The oneとのつきあいです。Othersへのつきあいとは違います。だから「恋に不器用」ということと「女慣れしている」ということは意味あいが違うんじゃないかなぁ、と思いました。
こんなようなことを延々喋りつづけて、気がつけば6時。また会う約束をして、解散しました。
「なつきとは深い話ができる」と、言ってくれてありがとう。私も××さんには、なぜだか(このなぜだか、というところを強調させてもらいたいのですが)色々と話せます。こんなややっこしい話を聞いてくれて、ありがたい限りです。
楽しかったです。また、二人で会いましょう。
そして今晩は、○○さんと××さんと三人でディナー(の予定)です。二人が会ったら、はたしてどうなるんだろう!わくわくしています。とってもわくわくしています。
うまくいけばそれも書くと思うので、そうしたら読んでみてください。
(いつの間にか音楽が止まっていたことにも、気がつかなかったみたいです。)
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