強烈な記憶。
用事があって、日帰りで地元群馬に行ってきました。
テスト週間なので、学校は午前でお終いでした。
電車に揺られて行きました。
気がつくと田んぼが広がっていたりして、気がつくと山並みが遠くに見えていたりして。
のどかでした。
駅についた瞬間、目が眩んだ。
何と言うか、日差しが強烈なんです。暑くて眩しい。空も思いっきり透き通っていて、広くて。
一瞬にして、感覚をすべて思い出しました。ずいぶん忘れていた感覚。だいぶ戻ってなかったんです。
出身中学の前も、久々に通りました。懐かしい、体育着を着た中学生たち。たむろして、笑いあっている姿も。
これは多分に私の思い込みだと思うのですが、群馬の人たちって、激しい人が多い気がします。口調といい雰囲気といい話題といい。一本芯が通っている気がする。生々しい気がする。強烈なんです。人々も、強烈。
そもそも中学生のころの記憶が、どこまでも強烈なんです。
だからすべてが、強烈に見えるのかも知れない。
でも今の私の現実は、穏やかで涼しい東京で。
そのことがせつないような嬉しいような、きっとこれを、「感傷」と呼ぶのでしょう。
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