彼女の前では、僕は宝石になれただろうか?

 変わらない出勤風景。まるで電車の中は、線路の敷石状態。そう、主人公は自分を敷石に例えていた。
 出社するが君のことが気になって、いてもたってもいられず、特急で君のもとに急ぐ。君はまだ眠け眼。そして主人公に箱を見せて悪戯。
 「世界一の宝石か。世界に一つだけの石か。選んで」
 僕は迷うことなく石を選んだ。
 しかし、そこに入っていたのは石ではなかった。
 主人公と君は、それで勝負をする。
 負ければ、君の願いを叶えなければならない。

 果たして、勝負の行方は?

 是非、御一読下さい。