精神疾患 患者A
@rorosuke3
第1話 幼少期の話
私は物心ついたときから
よく不思議な恐怖に囚われていた。
覚えている中で一番初めの恐怖は
自分が自分ではないように感じられることだった
自分が見ている景色
触っている感触
話している声
本当に自分がしている事なのか
感覚が鈍く、
自分の周りにはフィルターがかかり
手を伸ばしてどこを触っても
自分が触ったという感覚がなかった。
この感覚は幼い私を恐怖に陥れた。
この頃私は母親に
「私って私が喋ってるよね?私ってここにいるよね?」
と 謎のような質問をよくしていた。
母は大丈夫だよ、と答えてくれていたが
きっと何を言ってるのかと内心呆れていたことだろう。
精神疾患 患者A @rorosuke3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。精神疾患 患者A の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます