第20話 未だに、もやもや

約1年前の近況ノートです。



     🐚   🌊   🐬



さて、紺藤、先日ぶっちゃけました。


「ナイショ話」 関川二尋様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885839819

「問24 どんな気持ちで作品を書いているか?」のエピソードで、小説を書くきっかけと現在の本音を書き込んでしまいました。



>テーマに取り上げて下さり、ありがとうございました。

皆様のコメントを拝読しまして、様々な考え方があると気づきました。

そして、自分がなぜ小説を書き始めたのかを思い出すきっかけにもなりました。


書くことが面白いから書き始めた……のではなかったのです。

小説を書くことで自分を保つことができると気づいたからです。

書くのを止めた期間は、メンタルが壊れました。

頭の中に増え続ける物語の行き場がなくなり、脳内が悲鳴を上げていました。

カクヨムに登録して作品を投稿するようになってからは、また自分を保つことができています。


自分にとって小説を書くという行為は、仕事や勉学のための資料や論文を作成に似ています。

考えていることや下調べしたことを小説という形にして発表しているようなふしがあります。


自分のキャラクターを便宜上“うちの子”と言うことがありますが、実際は愛着がありません。

愛着を持っていたら、花村みづきは傷物でない素直な女性になりましたし、田沢洋也は努力が実って公務員試験に合格したでしょう。

何が面白いのか自分では判断できないので、読者様に丸投げしております。

身勝手な作者です。「筆を折れ」と言われてもおかしくありません。

本当は、私は小説を書いて発表して良い人格ではないのかもしれません。



……多分これは気を悪くされてしまったな、と思っております。

でもこれ本当にそうだから。小説を書くことが楽しいからでも好きだからでもないのです。もはや、小説を書くことが習慣となっており、感覚が麻痺しております。


それでも、読者様への感謝の気持ちは忘れません。

たまたま見つけた、拙作の一部(長い!)を抜粋します。

自分の気持ちに近いものがあるような気がします。


「千羽鶴、承ります」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884220912


>少しは折鶴をストックしていたものの、6日間で1000羽折って糸に綴るのは容易ではありません。

 寝食を削って千羽鶴に打ち込みました。

 奥様は気に入って下さるでしょうか。デイサービスのご利用者様は。職員さんは、社協の担当者様は……そんなことを考えながら。

 少しだけ、彼のことを思い出しました。同じ高校に通っていた彼。初めて制作した千羽鶴をもらってくれた人です。でも、不埒な想像は頭から追い払いました。

 6日間、へろへろになってまで制作した千羽鶴は、好評でした。

 奥様も職員さんも「すごい! 売り物にできるレベルだよ」ともったいないお言葉を下さいました。

 再び撮った写真も掲載許可がおりたそうです。

 何より、ご利用者様がお喜びになったそうです。

 それらを聞きまして、また千羽鶴をつくりたいと思うようになりました。

 千羽鶴を必要としてくれる人がいるのなら、千羽鶴で誰かが笑顔になってくれるのなら、もしも千羽鶴が活力になるのなら、私は喜んで千羽鶴を承ります。



     🐠   🐡   🐠



こんな感じで。

今でもあまり変わりません。

なぜまたこの話題を掘り返したかというと。

埋もれてほしくなかった。

ただ、それだけのワガママです。

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