番外編 最終話

八 消えない想い


「……♪~」

 俺は河原に寝そべると……口笛を吹きながら、じっと空を見上げていた。

 空は優しい橙色に包まれ、河原の水流は穏やかに流れている。ひぐらしの鳴く声が、懐かしくもどこか切なく、少し物悲しい気持ちにさせた。

「……無事に、元の世界に帰れただろうか?」

 返答などない事はわかっているが、つい声に出してしまう。本当に、滑稽だとしか言いようがない。

 ――斎藤愛子。

 君は、本当に不思議な人だったね。

 とても弱く……そして、とても強い女性だった。

 いつの間にか、俺の心の中には君がいて……俺の汚れた醜い心も、卑怯でズル賢い想いも、全て受け入れ癒してくれていた。

 俺は、君の言葉に何度救われてきただろう?

 そして……どれだけ君の心を傷つけてきたのだろう?

 もう二度と会う事のない彼女の、涙で濡れた笑顔は……とても美しかった。

 ――馬鹿だな、俺。

 さっき別れたばかりなのに、もう君に会いたいだなんて思ってる。

 二人の道は……もう二度と、交わらないのに。

 俺はこの世界で、君は元の世界で……生きていくと、決めた筈なのに。

「おやおや。何だか浮かない顔ですね?」

「……神童」

 どこから現れたのだろうか? 神童は俺の隣に腰を下ろす。膝を三角に曲げて座る神童に、何故だかとても愛着が湧き、少しだけ口元が緩んだ。

「心配しなくても大丈夫ですよ。彼女はちゃんと、元の世界に帰っていきましたから」

「……そうか、良かった」

 神童の言葉に、俺は安堵の笑みをこぼした。しかしそれと同時に、チクリと胸を刺すような痛みと不快感を感じた。

「本当は、帰って欲しくなかったんじゃないですか?」

「……ばーか。そんなわけねぇよ」

 俺は狐面に向かって、軽くデコピンをかます。

「俺は、彼女に幸せになってもらえたら……それでいいんだよ」

 俺は緩やかな河の流れを目で追いながら、ゆっくりとそう呟いた。

「――神童、もうそろそろかな? 俺が元の、影の姿

に戻るのは……」

「……えぇ。恐らくあと十数分、といったところでしょうか」

「そっか。じゃあ……あと少しで、この身体ともおさらばなんだな。最後にしっかりと、目に焼き付けておかなきゃいけねぇな」

 俺は、今の俺にできる精一杯の笑顔を神童に向けた。神童の声が、何故かとても寂しそうに聞こえたからだ。

「貴方の、その泣いてるように笑う姿は……もはや癖のようなものなのでしょうね」

「……アイコもよく言ってたな、それ。おっかしいなぁ? ちゃんと笑ってるつもりなのに」

「カズトさんなら完璧な笑顔を作りきった筈でしょうに……やはり貴方は、カズトさんではなくカズキさんですね。貴方の代わりはどこにもいないのですよ」

「……俺の代わりはいない、か」

「えぇ。貴方とカズトさんはまったくの別人なのです。それを何故、敢えて他の人物になろうとするのか……理解に苦しみます。カズトさんにはカズトさんの、貴方には貴方にしかない、魅力というものがあるというのに」

 俺は横に座る神童の頭を片手で鷲掴み、わしゃわしゃと掻き回した。

「……何をするんですか? いきなり」

 神童のサラサラの髪は、俺の手によって、ぐしゃぐしゃと見るも無残に乱される。

 こんなのが神の使いだなんてお笑いぐさだ。……けど。

「……お前、いい奴だな。俺さ、結構お前の事好きだよ。色々ありがとな?」

 俺はそう言うと、今度は優しく頭の上に手を置いた。神童は少し戸惑ったのか、暫く無言で俯き……やがてゆっくりと頭を上げると、俺をじっと見据えた。

「そんな事を言われたのは生まれて初めてなのですよ。それはどうも……ありがとうございます」

 神童は『まったく、このような時……一体どう答え

れば良いのかわかりません』と小さな声で呟くと、立ち上がり、河原の水にゆっくりと足を沈めていく。

 神の子とされる神童の水遊びは、とても優雅で美しく感じられた。

 まるで水達が個々に意識を持つように、生命を持つように、華麗に水の上を跳ねる。

「……なぁ、神童! この世界は、あとどのくらい持ちそうなんだ⁉」

 俺が大声で尋ねると、神童は水達と戯れるのを止め……振り返り、俺に向かって言った。

「まだまだ……と言いたいところですが、どうでしょうね。今は神樹も落ち着きを取り戻してはおりますが、すぐにまた辛抱出来ずに暴走するでしょう。アレは少々知識が足らないのですよ」

「何か、いい方法はないのか?」

「……あるにはあります。しかし、すみませんが言いたくはありません」

「おい、なんだよそれ⁉ 言えよ! このままじゃ、この世界は消えてしまうかもしれないんだろ? お前……それでいいのかよ?」

「……それでも、私は貴方にだけは言いたくないのですよ」

 俺は『ふーん』と軽く返事をすると、ズボンの裾を捲り上げ、浅い水底を歩いて神童の前に立つ。そして神童から無理矢理狐面を奪うと、急いで自分に装着した。

「どうだ? 似合うか?」

「……ちっとも」

「俺もこれ被ったら、お前みたいに不思議な力を使えるようになるのかな?」

「ならないです」

「……なぁ、神童。さっき、俺にだけは言いたくないって言ったって事は……俺なら何とか出来るかもしれないって思ったって事だろ? 言ってみな、この狐面のお兄さんに」

「……誰がお兄さんですか。私の方が貴方よりも遥かに永く生きているのですよ?」

「そんなちっこい身体で、俺よりお兄さんだってか! ……それとも何か? お前、おじさんか? それともおじいさんか? くっ……ぷははは!」

 神童は呆れたように、溜息を吐く。

「悪りぃ悪りぃ! とにかく言ってみろよ? どうせ俺は影になって、このままここで寿命が来るまで、穏やかに暮らしていくだけの存在でしかねぇ」

「――では、貴方が肉体だけでなく精神まで……魂まで失うとしても、ですか?」

 神童の穏やかではない言葉に、俺は一瞬息を飲んだが……それでも、俺の気持ちは揺るがない。

「……今までお前に何度も助けられたんだ。今度は俺が力になってやるよ」

 俺は膝に手を置き、腰を屈めると、目線を神童の高さまで合わせる。

 神童の光のない瞳が、少しだけ揺れたような気がした。

「一生……私達と共に生き続けなければならないとしてもですか?」

「――上等だ! 俺がお前の家族になってやるよ。どうせ俺には、もう家族なんていない。ここでずっと一人で生きていくのもいいが、お前と一緒に生きていくってのも悪くない」

 俺は狐面を頭にずらし、神童の目をちゃんと見ながらそう強く言い切ると……華奢で儚げな少年は言葉を失いながらも、しっかりと俺の目を見つめた。

「……俺が、お前の父ちゃんでも、兄ちゃんでも、弟でも、子供にでも、何にだってなってやるよ。お前、ずっと一人だったんだろう? これからは俺がいる」

「愚かな人だ。……本当に」

 感情など持たない少年が、右眼から一筋だけ流した透明な雫。……さっき俺が狐面をかぶった時、狐面が少しだけ俺に、神童の記憶らしきものを見せてきた。

 ――あぁ、お前もずっと孤独だったんだな。

 これからは、俺が傍にいてやる。

 お前に色んな事を教えて、お前に……生きる喜びを与えてやる。

 カズトとアイコが俺に教えてくれたように。

「このままここで寿命を終えたなら……来世で再びアイコさんに巡り会えるかもしれないのですよ?」

「……いーんだよ。俺は今、自分が後悔しないように生きたいんだ。それに……アイコもきっと、わかってくれるよ」

 ――なぁ、アイコ。いいだろう?

 俺は……この世界が大好きだ。

 奇妙で不思議な、影達の世界。恐ろしくも美しい黄昏の街。

 俺、この世界に来て……本当に良かった。

 だから俺は、この世界と共に生きようと思う。


***


 影の姿に戻った俺は、神童と共に神樹の元へ向かった。

 巨大な神樹は静かに、堂々とした態度で、その場にいる俺と神童を見据えていた。

「では、カズキさん。この着物を上から羽織って頂けますか?」

「服ノ上かラでいイのカ?」

「えぇ、大丈夫です」

 俺が白い着物を羽織っている間に、神童は神樹に注連縄を張り、神樹の前にあの光り輝く棒を突き立て、準備に入る。

 神童の話を簡単にまとめてみると、こうだ。

 俺自身が神樹の依巫になり、神霊を宿す。

 そして、招代となった神樹に、神霊となった俺は再び迎えられる。

 要するに俺は神樹の守り神というか、精霊みたいなもんになるって事か?

 何だか……イマイチ実感が湧かないのだが。

 とにかく俺は神樹と一体化をし、神樹の暴走を抑え込む。


 ――そして俺は今日、人ではなくなるのだ。


「……カズキさん。アイコさんから返して貰った手帳、ちゃんと目を通されましたか?」

 手帳……? どうしたんだ、いきなり。

「もし目を通されてなかったら、最後にもう一度……読んでみてはどうでしょう? 私は、ここで準備をしておりますので」

 ……そうか。実体を持たなくなるのだから読めるのはこれが最後になるのか。

 そうだな、最後にもう一度読んでみよう。


 俺は森の隅の方に座り込み、手帳を開く。

 ほとんどの内容を暗記しているほど、読み込んだカズトの手帳。

 夢と希望と優しさが詰め込まれた、真っ白なファンタジーが広がる。

 カズト亡き後、手帳は憐れな男が引き継ぎ……絶望と苦悩を書き綴った、黒い日記帳となった。

 ――カズト。お前の想いを穢して、ごめんな。

 俺は一枚一枚、ゆっくりとページを開いた。


 …………

 …………?


 あれ? ――何だこれ?

 身に覚えのないページが目に入る。

 小さく少し丸みのある文字。


 …………アイコだ。


***


 黄昏の街。


 私はある日、彼と二人で……とても不思議な街に迷い込みました。

 そこは、優しい影達が穏やかに暮らす街。

 朝も昼も夜もこない……ただ、空一面に美しい夕焼けが広がる奇妙な世界でした。

 異世界なんて存在を信じていなかった私は、あっという間にその世界に魅了されてしまっていました。


 黄昏の街は、まるで実体を持たない夢の中のような世界でした。夢に、良い夢と悪い夢があるように……黄昏の街にも、美しい顔と恐ろしい顔が存在する。

 おかしな事ばかりが起こる不思議な世界だけれど、彼と一緒だと全てが輝いて見えました。

 どうして……私はこんなにも、彼の事が好きなのでしょうか? 考えてみても、よくわかりません。

 けれど、私には彼しか見えなくて……彼と見る素晴らしい情景も、彼と聴く生き物達の息吹も、彼と香る甘い草花の香りも、彼と感じる優しく柔らかな風も……私には、とても大切でかけがえのない宝物でした。

 たとえ私が、彼の事を何一つ知らなかったと言えど、その気持ちだけは本当に嘘ではありません。


 ――彼はとても優しく、勇敢でした。

 けれど同時に、とても弱い人でもありました。

 私はそんな彼を救ってあげる事が出来ませんでした。信じてあげる事も出来ませんでした。

 結局、私は一人……元の世界に戻って来てしまったのです。

 狐面を被った優しい少年は、そんな私を憐れに思い……もう一度、黄昏の街に行くチャンスを与えてくれました。

 けれど……それには五年もの年月が必要。

 彼はもう、私の事なんて忘れてしまっているでしょうか?


 夕焼けの空を見上げれば、彼の事を思い出す。

 黄昏の街の夕焼け空とは少し違う茜空だけど、それでもやはり思い出してしまいます。

 彼が手帳に『人生の終わりを【黄昏】と表現することもある』と書いてあったのを見て、あの黄昏の街にぴったりだと感じました。

 彼は今、どうしているのでしょうか?

 そう考える度、涙が無意識に溢れ出します。


 会いたい。……会いたいです。


 今すぐ彼に触れたいのに、彼は今……ここにはいません。

 彼とまたあの美しい空を眺めたい。

 彼とどこまでも広がる綺麗な海を眺めたい。


 ――黄昏の街に今すぐ戻りたい。


***


 一樹くん。

 今日で早くも五年の月日が流れました。

 ようやく貴方に会いにいけるのですね。この日が来るのを、ずっと待っていました。

 けれど今、とても悩んでいます。

 貴方に逢えば、私はきっと……離れたくなくなるから。

 私ね、黄昏の街に残りたい。……貴方と一緒に残りたいよ。

 ずっとずっと、貴方とあの地で暮らしていきたい。もう二度と……離れたくなんかない。


 ――けれど、本当にそれでいいのかな?

 迷いが私を苦しめ、頭の中に問いかけてくる。

 本当は、わかっているの。

 私はきっと……この世界に帰ってくる。

 どれだけ辛くても、苦しくても、悲しくても、私は貴方のいないこの世界で……生きていかなくてはいけないの。

 だから……最後に気持ちを伝える事だけでも許してください。

 本人を目の前にしちゃうと、また勇気が出なくて言えないままかもしれないから。


 一樹くん。

 私は本当に、貴方を愛しています。

 軽く聞こえるのが嫌だから、愛なんて言葉を簡単には使いたくはないのだけれど……それ以上に、貴方に想いを伝える言葉がどうしても見つからないの。ごめんなさい。

 貴方に出会って、私の人生は本当に大きく変わった。貴方は気付いてくれていたかな?


 もしも時間を戻す事が出来たなら、私は貴方を黄昏の街に行かせなかっただろうか?

 ううん、貴方と私には黄昏の街はきっと必要な場所だったんだ。


 過去は変えられない。

 今も変えられない。

 そしてきっと……二人の未来も変えられない。


 私達はきっと、何があっても結ばれない運命なんだって思う。……けどいいの。そんな運命でも愛おしい。

 貴方と巡り合わせてくれた神様に感謝します。本当にありがとうございます。


 一樹くん。

 その名の通り、地に根を強く張り、どんな事にも負けずに挫けない。そして、穏やかに柔らかく……この世に生きる全ての生き物達に生命の恵みを与える。そんな、この世界にたった一つしか存在しない樹のように、温かくて優しい貴方でいて下さい。

 貴方が作り出すその樹は……きっと緑が豊かで美しく、飛ぶ小鳥は貴方のその優しい身体に身を寄せ、羽根を休め、心地良いさえずりを聴かせる事でしょうね。何だか想像出来てしまいます。

 神樹もそうであれば、ガンさんのような哀しい人間を生み出さずにすんだのかもしれないのにね。


 長くなりましたが、そろそろ終わります!

 大切な手帳に、勝手にこんな事を書いてしまって……本当にごめんなさい。


 さよなら。一樹くん。

 ありがとう。一樹くん。

 貴方の事……ずっと、ずっと忘れないから。

 この想いはきっと、永遠に消えたりしない。

 大好きだよ。いつまでも。


 斎藤愛子


***


「馬鹿アイコ……」

 違う、本当に馬鹿なのは俺の方だ。

 本当はとっくの昔に気付いていたくせに。

 ……わからないだと? そんな筈ないじゃないか。

 俺はずっと、逃げていたんだ。誰かと本気で向き合う事が怖くて。

 失って初めて、本当に大切なものに気付く。

 一度失ってしまえば、どれ程悔やんでも……もう取り戻す事は出来ないのだ。

 結局俺はカズトにもアイコにも、本当に伝えたい言葉を伝える事が出来ないまま……もう二度と会えなくなってしまった。

 けれど、出来る事はきっとある。


 見てろよ、アイコ。

 お前が言うような【樹】になってやる。

 自分の名に恥じない、世界一の神樹になってやるよ。

 そして、ここからずっと……お前を見守っててやるから。

 お前がオバちゃんになって、ばあさんになって寿命を全うして、またこの世に生を受けて、赤ん坊になって、子供になって、大人になって……それを何度も繰り返し、何十年、何百年、何千年経っても……

 ずっとずっと、お前を見守ってる。

 願わくばお前に、この先最上級の幸せが訪れますように。

 俺だって……ずっと忘れないよ。

 お前と過ごした、お前と笑いあった……あの優しい時間を。


 ――愛してる。


「……カズキさん」

 神童が俺に優しく声をかける。……時間か。

 俺はそっと手帳を閉じ、立ち上がった。

「準備は出来ましたが、本当によろしいのですか? 今からでも遅くありませんよ……?」

 俺は首を横に振る。……後悔なんてしないさ。

「……神童、一ツ頼みガあるンだ。コノ手帳ヲ俺のスグ側に埋メテくレなイカ?」

 俺は神童に手帳を託す。

 これはカズトと俺と……アイコの想いが詰まった大切な手帳だ。こいつに託すのが一番安心出来る。

「わかりました……この手帳は私が責任を持って貴方のお側に」

「アリがトう」

「では……参りましょうか」

 神童の鈴がちりんと揺れる。俺は神童に手を引かれながら、ゆっくりと前へ進む。

 不思議と、晴れやかな気持ちだった。


***


 チュンチュンと、雀の鳴く声で目が覚める。

 随分と懐かしい夢を見ていたようだ。

 俺は、青く澄んだ大空を見上げる。

 大きな綿菓子のような雲は、千切れたり繋がったりを繰り返し、今では巨大な要塞のようにも見えた。

 そよ風が優しく木々を揺らし、いつものように花の蜜の香りをこちらまで運んでくる。

 一面に広がる草原は、まるで草のベッドのように全てを柔らかく包み込むであろう。

 太陽が眩しい。葉が光を全身に浴びて、とても喜んでいるのがわかる。

 ……いい空気だ。気持ちが良い。

 ここからだと街全体を見渡せるが、今日も皆は幸せそうに過ごしている。

 人が影の姿ではなく、人の姿のまま生活できるようになったので、今ではこの世界に影の姿は見つからない。

 ただ、ここに住んでる者達は【神樹】に罪と生命を吸い取られているわけなので……肉体があるとはいえ、やはり生きているとは言えないのだが。

 相変わらず夕暮れ時には、美しい夕焼けが見られるものの……【黄昏の街】と呼ばれた世界はもう、どこにも存在しない。

 何故なら今、この世界には……朝も、昼も、夜もちゃんと存在しているからだ。

 本当はほんの少しだけ、寂しく思える。

 俺にとって【黄昏の街】は、とても特別なものだったから。

 けれど……きっと、これで良いのだろう。

 俺は、そう思った。


 あの頃の【神樹】は、更に長い年月を重ね……その成長は誰もが目を見張る事であろう。

 ――なぁ、愛子。俺は世界でたった一つしかない、最高の樹になれたかな?

 消えない想いは巡り巡って、この世界を深い愛で包み込む。


 暖かな命の息吹が芽吹く中。俺は今日も、この世界と共に生きていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

黄昏の街 夢空詩 @mukuushi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ