月神と月女神、別バージョンの神話も真実の片鱗でしょうか。
壊れかけの心と幼さゆえに、無理な仕方で引き止めようとしちゃって、あの顛末に……これはもうお互いつらすぎる過去ですね。
セラパパは本当に、器が大きいというか優しいというか。むしろ、わかった上で対応してる感があって、アルさんにとってある意味では天敵みたいな存在なのか……複雑な関係性ですね!
幼少期の痛みは、歳を重ねてもふとした瞬間によみがえってしまうものですよね。セラはいつか、受け止めてあげられるのかな……
作者からの返信
月女神が森に留まったのは、月神を愛したからだ。翼を毟られて荊の檻に囚われたからだ。どちらのバージョンも正しくて、少し間違っているかもしれませんね(*´ω`*)
幼い頃のアルの事情がわかると、エリオットの事件は少しだけ情状酌量の余地はあるのかなと……。迷路のようになった森では救助も遅れて、死ぬ思いをしたエリオットでしたが、アルには同情的です。
御印は過去の持ち主の記憶を見せることがあるので、月女神の御印を持つエリオットにも覚えのある問題だったのです。セラにとってのアルと同様、最大の味方にして天敵なのかもしれません(*⁰▿⁰*)
セラはいつか御印を継承します。その時にアルが辿ってきた苦しみを想うと思います。二人で寄り添って乗り越えて行って欲しいなと思います。
ああー!これがセラパパを襲った真相ですか。まぁアルも幼い頃から苦しんできましたからね…セラがいなくなりそうなのが怖くてこんな手段に出てしまったんですね😭
アルがセラを溺愛する理由もわかりましたね(*^^*)謎が解けてくると面白いです🎵
作者からの返信
やっと手に入れた平穏を奪われる危機に、幼いアルは耐えられなかったのですね……。セラはお父さん子ですから、アルにとってエリオットは嫉妬の対象で完全に敵認定されてしまいました。
寝れない。身体が休まらない。心が安まらない。大好きな人と引き離される。というのは、大人でも精神を病んで身体を壊すぐらいつらいことですから、アルも必死だったのです😢方法は間違えてしまいましたが……。
真相解明まで長くアルの溺愛の理由を引っ張ってしまいましたが、ここまで読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます😭
一方的な愛情は、悲劇しか生まないのでしょうね。
アルは可哀そうだけど、セラも自我がある。それをモノのように自分の癒しのために自分の傍に置くのは、さすがにやりすぎ。
子供だからとはいえ、いたずらが過ぎたと思われてしまう。
ちなみに、そのころのセラは可愛かったんですねえ~。良き良き。
作者からの返信
良く言えば純粋な愛情ですが、この事件でセラは森とアルを怖がるようになってしまいました。
このシリーズにおける記憶の恐ろしさというのは、大人でも狂わされる程のしんどいものなので、アルがセラに執着してしまうのも仕方ないですが、さすがにこれはやり過ぎです。
結果的にアルはこの件で魔力を制限され、群れ追放の執行猶予がついてしまいます。罰は受けたけど、彼の中にはまだ天狼が眠っているのです……
小っちゃいセラは可愛かったですよ!^ ^ 今よりも素直でちょっぴり人見知りな子でした。