十六

 ゼブリンは、作業をしたボックスを元に戻そうとエージェントを用い、操作を始めた。

「あれ、動かない」ゼブリンは呟いた。

「どうしたんですか」

「いや、スクリプト通りにボックスが動作しない。ちょっと待って。研究室の端末を使ってみよう」

 アナンはしばらくゼブリンが研究室の端末を触っているのを見ていたが、突然ゼブリンが非常に強くキーボードを叩き始めたことに気が付いた。顔がモニターに近づき、すごい速さでゼブリンはキーボードを叩いている。その雰囲気はこれまでの傍若無人な態度のゼブリンとは相容れないもので、アナンはひどく不安になった。

「ゼブリン、どうしたんですか」

「ま、まずいよ、アナン。こりゃまずい」

「えっ、一体、何が」

「セキュリティシステムが稼動準備に入っている」

「どういうことですか」

「どうもこうも、アナン。逃げるぞ。一刻も早く大学から出ないと……」

 何がなにやら分からない。アナンは何も悪いことはしていないはずだから、逃げる必要はないはずだ。しかし、ゼブリンがやっていたことは確かに悪いことには違いない。ということは、自分もその場に居合わせたというだけで立場が悪くなることは容易に想像できる。

「アナン、早く。こっちだ」

 ゼブリンはアナンに向かって叫んだ。アナンは自分がどうすべきか考えている暇がなかった。そういうときは、最も力強く方向を示してくれた者に人はなびきやすい。今、この場ではそれはゼブリンだった。

 ゼブリンの後を付いて、アナンは廊下を走った。ゼブリンは一瞬エレベーターに乗ろうとしたが、すぐに身を翻し、階段に向かって走った。階段の段を二段、三段飛びにしながら、今にも転びそうな速さで二人は階段を降りていく。

 二人は正面玄関まで到着した。玄関は閉まっていた。ゼブリンは恐る恐る指輪をセンサーにかざした。ドアは開いた。

「しめた!」ゼブリンはそう言って、玄関の外に出た。アナンも指輪をかざそうとしたが、ゼブリンは「何をしている、早く出ろ!」と叫んだので、そのままアナンもドアから外に出た。

 数秒後、ドアは自動に閉まり、その後大学の構内からサイレン音が鳴るのが聞こえた。危機一髪だった。しかし、外に出たとはいえ、このままではいつか捕まってしまうに違いない。

 ゼブリンは、すぐに起き上がってアナンに向かって叫んだ。

「アナン、悪いがこの事態になっては、お前だけここに置いていくわけにはいかない。ここから治安放棄地域まで逃げるぞ。俺の後に付いてこい」

 ゼブリンはそう言って、大学の門に向かって走り出した。アナンもゼブリンの後に付いて走るしかなかった。

 大学の門は開いたままだった。ただし、門は背が低く、ここが閉まっていたとしても容易に飛び越える事は出来ただろう。二人は、軽々と門を通り抜け、大学の構内を脱出した。大学を出た後も二人は走り続けた。アナンは落ち着くまで何が起きたか聞けそうもなかったが、走りながら、恐らくゼブリンのやっていたことが大学内のセキュリティシステムによって感知されたのだと考えていた。

 五分ほど走った頃、追っ手が現れた。しかも二人の走っていた真正面からであった。奴らは完全に黒装束だった。顔も黒いマスクとゴーグルで覆われていて、誰かは全く分からない。背格好は一般的なモッドより低いと思われたので、治安に従事するナットなのであろう。

 ゼブリンは慌てて、すぐ横の路地に入った。アナンもその後を追った。それからほんの数秒後ろに黒装束の治安部隊が走ってくるのがわかった。絶体絶命だ。この近さならもうすぐ捕まってしまう。

 ゼブリンはさらに細い路地に入っていく。何の迷いも無く路地を縦横無尽に駆け抜けるゼブリンにアナンは必死についていくしかなかった。ゼブリンは走りながら、路地にある石壁の突起を叩いた後「アナン、上に気を付けろよ」と叫んだ。アナンはその言葉の真意を測りかねたが、直後に上から何かが落ちてくるような音が聞こえた。

「あ、ああ、危ない」アナンは懸命に走り去る。アナンが走り去った後、何か木材のようなものが路地に落ちたような音が聞こえて、アナンは少し振り向いた。アナンが通り過ぎた後の路地に、木製の建材が散乱している。治安部隊は空から降ってきた突然の邪魔者に驚き、足を緩めるしかなかった。

「アナン、何をしている。今のうちだ。こっちだ」

 ゼブリンはそう言って、アナンの手を掴んだ。ゼブリンがこの路地に何か仕込んでおいたことは明白だった。そして、そのおかげで追っ手とはだいぶ距離を離すことができたのだ。しばらく走った後、ゼブリンは突然、みすぼらしい民家のドアを開けて中に入っていった。家の中で外の音を伺いながら部屋の中を見回した。床を見回したとき、ゼブリンは小さく叫んだ。

「よし、地下室だ」

「地下室? こんなところに」

 アナンがそう言うと、ゼブリンは人差し指を口の前に突き出し、静かにしろという仕草をした。そしてゼブリンがその床の板をそっとずらすと、そこに階段が現れた。ゼブリンはその中に降りていき、アナンを招く。アナンが階段を降りた後、ゼブリンは床の板を元に戻した。そしてそこは暗闇になった。

 二人は何も話さずにそこでじっとしていた。アナンはそれまで走り続けて、息が切れていたが、呼吸する音を出すことさえ憚れる。時折、何人かの足音が路地から聞こえることがあり、その度にアナンは身を固くして物音を立てないように緊張した。

 治安部隊の一人がこの家のドアを開けて入ってくる音が聞こえる。聞き耳を立てていると中を調べている様子だ。心臓の鼓動が激しくなる。これほどドキドキしたことは、今までアナンの人生ではなかったことだ。恐ろしいほどゆっくりと時間が流れる。ようやく、ドアを閉めた音がしたときは、あまりの緊張感で失神するかと思ったほどだ。しかし、それから十分もしていると外からは何も物音はしなくなった。

「ふぅ、危ないところだった──。まあ、そろそろあきらめる頃だな」ゼブリンは言った。

「どうしてわかるんですか」

「俺は、治安部隊をやってるナットの連中をたくさん知っている。奴らは最初からそんなにやる気はないんだ。ゴーグルに表示される情報を頼りに走っていって、そこに目標物が無ければすぐにあきらめる。誰だって危険な目に会いたくないからな」

「僕たちがここにいることは、いずれ誰かに分かるんですか?」

「恐らく監視カメラが捕らえた俺たちの映像は、あの路地を入るところまでだろう。この界隈は昔ナットが住んでいたが、今では廃墟になっている。だが依然、治安の目が及びにくい場所ではあるんだ。

 俺は今日のような事態を想定して、大学から治安放棄地域まで逃走する方法を事前に考えていた。まず、大学からこの辺りまで逃げれば、一次しのぎは出来る。危なかったが、まずは成功だ」

「じゃ、この辺の家が空き家だったのも知ってたんですね」

「ああ、もちろん」

「上から何か落ちてきたのも」

「この界隈に、数箇所、俺が仕込んでおいた。まさか、本当に役に立つとは思わなかったがね」

 ゼブリンの用意周到さにアナンは舌を巻く。

「それに、この取ってつけたような地下室は?」

「昔この辺りに住んでいたナットは、ヤバい連中も多かった。モッドのものをくすねて生計を立てていた輩もいたからな。だから借金取りとか治安部隊とか、その他もろもろから姿を隠すために、身を潜めるための地下室を持っていたんだ。俺は、小さい頃この界隈で遊んだことがあるからよく知っている」

 ゼブリンは正真正銘のナットなんだと、アナンは改めて思った。彼のその頃の体験が、今こうして逃避行の中で役に立っている。

「この後はどうするの?」

「ノースナルチス区まで走れば約十分。ここから二キロくらいの場所だ。一番警備の薄い午前四時頃に一気に走って、そこまでたどり着く」

「ゼブリンは、セキュリティシステムの仕事やってたんでしょ。何かネットにアクセスにすれば操作できるんじゃ……」

「突然で時間がなさすぎた。もちろん準備はしていたさ。別人のエージェントを使えば、逃げる際、監視カメラの動作を妨害することが出来る。だが、ここに逃げ込むまでそんな余裕が全くなかった。もちろん当たり前のことだが、今、自分のエージェントをここから呼び出せば、俺たちゃ即捕まるぜ」

「なぜ?」

「なぜって、もう俺たちは手配されているんだ。俺もアナンのエージェントも監視されている。エージェントにアクセスすれば、アクセス場所が特定される。無線だって、相当細かいところまで分かってしまう」

 時計を見るとまだ午後十時頃だ。こんな場所であと六時間も閉じ込められなければいけないと思うと、アナンは気が滅入ってきた。アナンは神経が高ぶり興奮していて、とてもゆっくり休める心境ではなかった。二人は、ただじっと人気の無い民家の地下室で時間が過ぎるのを待っていた。


 暗闇でじっくりと時を待つのが不安だった。アナンは、少しでも何かを話していたい気持ちに駆られていた。

「ゼブリン」

「何だ」ゼブリンが答える。

「いや、その追いかけてきた治安部隊って、皆ナットなんですね」

「そうさ、何度も言ったじゃないか」

「でも、彼らはゴーグルで誰かから指示を受けているんでしょう? それはモッド?」

 アナンは疑問に感じたことを素直に尋ねてみた。

「さっき程度の追跡なら、人の手は借りなくてもほぼ自動で出来るだろう。学内のセキュリティシステムが警報を発し、その連絡がネットを介し保安省に伝わる。保安省は省内のコンピューターシステムで、犯人の市民権IDを検索し、シティ内での移動状況や、監視カメラの分析で、容疑者の位置を確認する。そして一番近くの治安部隊に発動指令を出すわけだ。大学の玄関のドアでラッキーだったのは、学内のシステムから保安省の市民権ID検索するまでの時間に若干時間がかかったってことだ」

「治安も最後に人を追い詰める以外は、完全自動なんだ」

「モッドが関わるのは、罪を犯したかどうか判断が難しいときくらいだろうな。それ以外はすべてコンピューターが犯人も場所も特定できる」

 全くの暗闇だと思っていたが、目が慣れてくるにつれ、入ってきた床にある入り口からかすかに漏れる光で、地下室全体が見えてきた。しかし、ここは部屋などという代物ではとてもなかった。階段のすぐ下は二メートル四方ほどの広さしかなかったし、高さもゼブリンが立てば、頭が天井に付いてしまうくらいしかなさそうだ。

「ゼブリン。一体、大学で何が起こったんですか?」

「ちょっと俺が甘かったよ。大学内では危険研究が行われていないか、定期的に監視エージェントを走らせて調べている。そいつに引っ掛かったんだと思う。一時的に、あの研究室のセキュリティシステムを外しただろう。それがまずかったんだ。わざわざ監視エージェントに不信を抱かせる結果になった。それにしても、監視エージェントがあのタイミングで来るとは運が悪いよ」

「監視エージェント? 危険研究?」

 アナンはまた知らない言葉が出てきて怪訝な表情をした。

「エージェントは人の手助けをするだけじゃない。ネット上でまるで意志を持って動き回れる、いわば電子動物みたいなもんだ。そいつが、誰か危険な研究をしていないか、大学内を見回っていたのさ」

「でも、なぜそんな必要が……」

「現に、この俺が危険研究をしていたわけだろ。そもそも、紫の悪魔とは危険研究の賜物じゃなかったか? 科学者の中にだって、反社会的な思想を持っている人間はいる。実際、この監視エージェントはすでに数件の危険研究を摘発している。

 アナンも知っていると思うが、この街では自殺が多いが、殺人も多いんだ。まあたいていの場合は自殺の道連れなんだがね。世の中に恨みがあるのなら、それを晴らして死にたいと思う奴は結構いる。それがたまたま研究者だったらどうする。人を殺すために、恨みを晴らすために、研究する奴らがいてもおかしくない」

「そ、そんな。人間が信じられなくなりそうだ」

「その通りだよ。自分が何かを成し遂げようとして、ずっと人生をかけて頑張ってきたのにそれが達成できなかったとき、人はどうする。簡単にあきらめられるか? どんなに素晴らしい遺伝子に変えられたって、人生をうまく生きられなかったその恨みは無くなるもんじゃない。

 誰がどんな思いを持って生きているかなんてそう簡単に知ることは出来ない。自分にとって一番の親友だった友達が、自分を一番憎んでいた人間だった、なんてことは良くあることさ」

「──やっぱり僕には分からない。ゴルトムント島に暮らしていた頃は、誰が何を考えていたかなんて大体分かったんだ。だから、あいつとあいつは仲が良いとか、あの二人は仲が悪いとか、そういうのは誰でも分かったし、村中の人が知っていた。

 この街では、こんなに至るところに監視カメラがあって、盗聴器があるのに、誰が何を考えているかわからない。自分が殺されるときに、自分の親友が自分を憎んでいたことを知るなんて悲しすぎる」

「俺にだって分かりゃしないさ。そういう社会なんだ、ここは」

 投げやりなゼブリンの言葉に、アナンは大きくため息をついた。確かにこのことは、このナルチスシティに来たときから感じていたことだ。人々には常に何らかのよそよそしさがあった。もちろん、アナンがここに来てからまだ一月あまりで、それほどこの街の人間と深く付き合ったわけではない。それでも、一人一人が非常に感情を抑制していて、身体全体で一つの感情を表現していると思ったことはなかった。ネットで流れていた番組や映画などもそうだ。登場人物は本当の人物ではないが、彼らの話すセリフやその行動は、感情的でないほどクールで知的な印象を与え、その人物の価値を高めるように感じられた。

 それは恐らく、この社会では個人個人の知性が大事にされているからであり、能力の劣るものを助けてあげたいと思う、思いやりの心に欠けているからだ、とアナンは思う。知性があること、それ自体がこの街では善なのだ。だから能力が劣っていることに対して、誰も手を差し伸べてくれない。知性や能力に欠けるなら、それに見合った生活をすれば良いと考えるのである。自分自身の能力に対してまで、個人が責任を持たなければいけない。その厳しさが、報われない人を慈しむ気持ちを、この街の人々の心から消し去ってしまったのだ。


 恐らく逃避行の疲れによる眠気で意識が遠のいていたのだろう。長いような短いような夜の時間は知らないうちに過ぎ去っていた。自分が今まで寝ていたのかどうかさえ定かではなかったが、ふと時計を見るともうすぐ午前四時だ。アナンが目を覚ますのを待ち構えていたようにゼブリンは低く呟く。

「アナン、あと十分だ。二キロは長いぞ。走れるか」

「走るしかないんでしょ。ひたすらゼブリンの後を付いていくよ」

「俺より若いんだから、何とかなるな。ヨシ。

 それで、アナン、いくつか言っておく必要がある。まず、その指輪は俺たちが逃亡し続ける限り使えない。そのまま指にしているとセンサに感知される恐れがあるから、ポケットの中にしまえ。それでも感知される可能性はあるだろうが、少しはマシだろう。それから、さっきも言ったが端末で自分のエージェントを呼び出すな。そうすれば、やはり位置が特定される。

 治安放棄地域に入ったら、俺の城のようなものだ。後は何とでもなる。そこにいけば、他人のエージェントも手に入るし、他人の市民権も売買されている。尤も、たいていは手配済みの市民権IDだから、慎重に選ばないと治安放棄地域を出た瞬間に捕まることになりかねないがね。まあ、とにかく治安放棄地域に入ることだ。その後のことはそのとき考えよう」

 アナンは治安放棄地域に行けば、市民権IDやエージェントが違法に売買されていることを初めて知った。それだけで十分アナンには行くのも憚れるような場所であったが、ここで捕まるわけにもいかない。もはや、今となってはアナンにとって頼りになるのはゼブリンしかいない。

 四時になるまでの十分は長かった。たった一秒が、二倍にも三倍にも膨れ上がったような気がした。時計を何度も何度も見た挙句、ようやく針は四時を示そうとしていた。

「アナン、走るぞ。後ろを見るなよ」

 ゼブリンはそう言うと、頭の上にある地下室の入り口の板をどけ、顔を地階に出した。安全を確認した後、ゼブリンは民家の部屋まで階段を上った。その後、アナンが出てきた。念のため、この地下室の入り口を閉めた後、二人は民家の入り口の扉から外を見回した。誰もいなかった。夜中の四時のナルチスシティは、しかし、街路灯がこうこうと照らされ、自分がどこにいるのか分かる代わりに、監視カメラにとっても都合が良いはずだった。

 ゼブリンは今度こそ、アナンの方を向き、いくぞ、というように合図を送った。

 その瞬間、ゼブリンは猛烈なダッシュを始めた。アナンもすぐにそれを追った。明らかにゼブリンの方が足が速かった。アナンは必死に走った。しかし、ゼブリンはどんどん先を走っていく。

 ゼブリンはアナンの足音が遠ざかるのが分かったのか、少し足を遅めて、アナンに合わせてくれる。アナンが追いつくと、またアナンが追いつけるかどうかの微妙な速さで、ゼブリンは走った。アナンは生まれてこの方、こんなに走ったことはなかったかもしれない、と思った。もうこれ以上身体が動かないと思い始めた。

 遠くで別の人間の足音が聞こえてきた。治安部隊だ。アナンはそれを聞いて、また力を込め直して走った。いったいいつまで走るのだろうとアナンは思った。ゼブリンは治安部隊の音を聞いて気が気でなかったに違いない。後ろを振り返り、アナンと治安部隊を交互に見ながら、ゼブリンは走った。

「アナン、あそこだ。あと二百メートルくらいだ」

 ゼブリンがそういうのを聞いたとき、アナンはもう意識が朦朧としていた。ただ、足だけは自分の意思とは無関係にひたすら前に前に駆け出していく。ライオンに襲われそうになった人間は、このように朦朧となるまで走り続けるものだろうか、とアナンは妙なことを考えていた。

 気が付いたら、アナンは地面の上に転がっていた。無事、治安放棄地域まで辿り着いたのだ。治安部隊は、すでに五十メートルほど前でアナンたちを追いかけるのを止めていた。彼らが治安放棄地域に入るのがわかったからだ。アナンは、助かったという気持ちより、爆発しそうなこの心臓の鼓動が一体いつ収まるのか、そればかりを心の中で考えていた。

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