おわりに

さて、長いようで短かった言の葉の旅もようやく終わりを迎える訳だが、今の気分はどうだい?


「大変でした」


そうか、まあ当然といえば当然、ありきたりな感想だね。

僕としては、この旅を経てひと味もふた味も変わった君を見届けたかったんだけど、どうやら君は大して変わりないようだ。

なかなかどうして、上手くいかないものだな。

つくづく人の生きることの難しさを痛感させられるよ。

どうやら僕は君の役には立てなかったようだから、せめて君の目の届かない所で儚く消えるとするよ・・・。


「待って」


・・・どうしたんだい?


「ありがとう」


・・・へえ。案外気の利いた事も言えるんだね。君がそう言ってくれるなら、僕も君と歩んだこの1ヶ月を、とても輝かしい日々だったと思えるかな。

おっと、そろそろ時間だ。

では最後にひとつ。

僕はこれからもずっと君のそばに居る。

君が嬉しい時は一緒になって喜ぶし、君が悲しい時は共に涙を流そう。

僕は君のことがなによりも大切だからね。

ただ、それだけを忘れないでくれれば、それでいい。

楽しかったよ。ありがとう。

どんな時も僕の傍らに居てくれた''君''に最大の敬意を。


どんな時も''君''の傍らに居てくれた''君たち''に最大の感謝を。








――――――――――――――――――――

拙作「なつやすみ日記」これにて完結です。

本来夏休みの間毎日更新しようと思い書き始めたこの作品ですが、不甲斐ないことに志半ばにて力尽きてしまいました。

いや、お恥ずかしい限りです。

次からはこんなことが無いようにしたいです。出来る限り。

こんな駄文が更新される度に、わざわざ時間を割いて読んでくださっていた皆様に感謝を。

ありがとうございました。


・・・長編?何ですかそれ知らないです・・・。泣






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なつやすみ日記 くれうぉ @clewo

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