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置いて行かないで下さい。


どうか、僕を1人にしないで。


貴方が居なければ、僕は。


僕の中で貴方という存在はどうしようもなく絶対で。


貴方無しの人生なんて考えられないし、考えたくもない。


なのに、どうして。


どうして僕を置いて1人で行ってしまったの。


貴方は、僕を心の真ん中に置いてくれていたのでしょうか。


いつまでも一緒に居てくれると。


たとえあの月が地に堕ちようと、ずっと君の側に居ると誓ってくれた、あの夜の約束は嘘だったのでしょうか。


とても悲しい。とても悲しい。


なんとも歯痒いのです。


貴方はもう、僕の手の届く場所には居ない。

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