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ふと窓の外に意識をやると、驚くほどに蝉の声が小さくなっていた。
そういえば、と、カレンダーを確認すると、もう8月も終わろうとしている。
全く信じられない事だが、もうすぐ今年の夏は終わるのだ。
今更ながら、お盆ももう終わったのだと、まるで自分だけ止まった時の中を生きているかのような錯覚に陥った。
気付かぬ間に、瞬く間に駆けていった1ヶ月だ。
そう思うと、夏が終わってしまうのがとても寂しく思えた。
たぶん、こんな気持ちになれるのも夏休みがある学生の特権だろう。
大事にしよう、今しか味わえない一時を。
終わりかけの夏を噛み締めよう。
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