仮)第2章

幕間

食べ物や飲み物について少しわかったことがある。


寒くなってきたある日、白湯が甘くないことに気が付いた。

話を聞いてみると、魔法?を使って沸かした湯らしい。


つまり、この世界には魔法や魔素(食べられるので以降マナと呼ぶ)のようなものが

存在して、マナは私にとっては甘く感じるらしい。

よってマナを消費した飲食物は甘くないという推測が立つ。


少なくとも、水は甘くないのを飲むことができるようになったというわけだ。


水本来の甘味とでも表現するべきだろうか。

異世界に来て良いものを食べている影響でだろうか、味覚が研ぎ澄まされていて

山清水を飲んだ時の感動を思い出す味だった。


ちょっとしたことだが、この世界で頑張れそうな気がした。

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