第2話 正義の見方

例えばニュースでこんな話しを見たり聞いたり


電車で線路に落ちた人が居る

あなたの行動は?


ある人は直ぐ様線路に飛び降り落ちた人を救助するために行動するだろう


ある人はビックリしつつ何もしないだろう


またある人は迷惑な奴だと苛立つだろう


救えればヒーローと一部の人は祭り上げ感謝状を貰いメディアからヒーローインタビューを受けるだろう。


救えなかったが、救おうとした人を勇気のある行動をしたヒーローだと讃え悲しむだろう。


何もせず傍観している人を何故助けないんだと責める人も居るだろう。


だが目の前の緊急事態に咄嗟に動ける人は少数だろう。


段々と事態が大きくなって来た頃どうしようと迷い動けない、それが大部分だろう。


落ちた人をヤベーと言い動画で撮影する人も居るだろうが、彼ら彼女らの場合、周りの冷ややかな視線には気がつかない。


果たして何が正解だったのか、正解があるのか


駅員に言わせれば緊急停止ボタンを押して、決して線路には降りず救助を待って下さいと言う


だが、待ってる間に電車の緊急停止も間に合わず落ちた人が亡くなった場合誰の責任になるのか、落ちた人の責任か、待ってくださいと言う駅員の責任か、緊急停止出来なかった電車の責任かもしくは誰にも責任なんかなかったのか。


致し方あるまい、これは不可避な出来事なのだから。


さて、こういった場合の意見はそれぞれ賛否両論だろう、助けに行った人を凄いと感嘆する人、また無謀と言う人、馬鹿だという人も居る、両とも亡くなった場合、助け損と言う人も居る、会社に遅刻したわと愚痴る人、他人事と無関心な人、考えは色々行動も色々。


一か八かで助ける事、これは正義なのだろうか?人を助ける事、それ事態は良い事なのだろう、だが良い事ではあっても正義なのかは疑問が残る、助けなかった人は総じて悪なのか?


少なくとも結果がどうであれ駅員にとっては複雑だろう。

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正義の見方と人の価値観を考える ラビッツ @raviyomu

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