エピローグ
トントントン。コトコト。今日はいつもより起きたのが早いから少し余裕があるなと思い陽気に鼻歌を歌いながら料理をする。天気予報で降水確率百パーセントといっていたのでいつも通り薬を入れる。そして完成した料理をお嬢様の部屋の前まで運ぶ。そう、私達がやらなくてはいけないことはただ一つ。優狼は優しい兄を、私は執事を演じ続けることだ。一つ深呼吸をして、扉を二回リズムよく叩く。
「お嬢様、おはようございます。朝食をお持ちしました。入ってもよろしいでしょうか?」
さぁ、今日も舞台の幕開けだ。
止み上がり病みあがり 書留綴 @kakitome
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