【残酷描写あり】ウラ話。〜夏の夜、雷の日編〜
元々は停電した家の子である女子高生の視点で書こうとしていた。だが作品の約四分の一まで書いたら、ガス欠のように続きが書けなくなってしまった。三日ほど寝かせておいたところ、凄惨な事件現場が頭に浮かんでしまい、すでに書いていた部分が殺人犯の視点に直せると気づいた。そしてこの作品を書きあげるに至る。
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叙述的なトリックというかテクニックは、まだ拙い。だがこういう形式は作者の好みであり、一度自作品でやりたかった事でもある。作者として満足したので、この作品はこれでいい。
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読者を驚かせる都合で描写されなかった女子高生は、ベッドの上で死んでいた。掛け布団が真っ赤だったのは血に染まっていたから。ベッド脇に置かれたぬいぐるみにしみが付いている描写くらいは、しても良かったかもしれない。
父親はビールを飲んでいたところを背後からひとつき。それに気づいた母親が悲鳴をあげようとした。しかし殺人犯は俊敏な動きで扼殺したあと首にナイフを突き立てた。「シャワー」の時は胸部を刺している。
明かりを片手に持って刺す構図がどうも猟奇的に感じなかったので、明かりはシンクに置いてもらった。そうしたら、手元が暗いので血みどろの描写ができない。犯人に想像してもらう形で補ったのだが、せっかく(?)残酷描写ありと明示しているのに、残酷なワンシーンを描写しきれなかった。その点は今後の課題とする。
自作短編小説のウラ話 〜第4回 匿名短編コンテスト・光VS闇編 【闇サイド】参加作品編〜 KEN @KEN_pooh
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