第11話 神様方、流石にこれはやりすぎでは?②



「…?オリグル様なにをいってるんです?」


私は単純に神様達を見てそう思ったのだが、オリグル様から見て

今の神様達は何処かソワソワして見えるらしい…?


あー…でも確かによく思い出してみると今、オリグル様が加護をくれると

いった時もなんかピクってちょっとだけ反応してたかも…


「いやな?俺って相手の心が読めるんだわ?だからさっき加護って

言ったときこいつらの様子がおかしいことに気づいて読んでみたんだよ。

本来ならよ神相手じゃレジストされて読めないんだがよ、ちょっと動揺

したみたいで少しだけ読めたんだよ。まあ後はそういうこった!」


へぇ~そうなんだぁ!心を読ん…で…?


は!?!!こ、ここここここ心を読む!?


えっ!?てことは今まで考えてたこと全部オリグル様に駄々洩れだった!?


「もしかして私の心も読まれてた……オリグル様?」

オリグル様をジトリと見る


「よ、よんでないっ!お前の心は読んでないっ!

だから…だから!そんな目で俺を見るな!」


まあほんとっぽいからこれぐらいにしといてあげましょう!!

ふふん♪

「俺は読んでないんだあああああああああ!!!」

とオリグル様は叫んでいた


そして他の神達は思った

((((((((((イリス(ちゃん、さん)…えぐいっ!))))))))))


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


「とりあえず加護を渡していきましょう」

エレメシア様が代表していった


「それではまず、わたくしから差し上げますね」


おお!最初はクシナミ様の加護かぁ!


「ありがとうございますクシナミ様!」

「私の加護の能力は…後ほどのお楽しみということで」

「はい!」


お次は~?

「次は俺がやるぜ!」

あ、オリグル様だ!

「オリグル様復活したんですね」

「どういうことだよ!?」

あ、覚えてないみたい

まあいいよね


「いえ何でもありません!加護ありがとうございます!」

「おう!ま!俺の加護の能力も後のお楽しみってことでな!」

「はい!」


次はぁ?


ツクヨミちゃんとアテン君だっ!!

かわいいいぃ

この二人からのもらうならなんでもうれしい!


「僕たちからは加護ともう一つ!スキルをあげるよ!」

ツクヨミちゃんはコクリと頷いている


どんなスキルだろう?


「加護はオリグル達と同じくお楽しみでスキルはね!

《双子神

召喚》!だよ!」


…ん?どういうこと…?双子神召喚???え??


「そ、それはどういうスキルなの?」

落ち着け私ー


「えっと…名前通り私たちを呼び出せるスキル…」


ええええええええ!?!!なにその神スキル!?

二人と一緒にいられるってこと!?最高じゃん!!

いや待ってこのスキルをくれた理由がわからない…


「なんでそんなスキルをくれたの?」


「えっとね…?私がイリスさんと…一緒にいたかったから…」


あああああああああああああああああああああ!!!!!!!

なにこの子!!?可愛すぎない!?!!神かなぁ!!※神です


「…嫌だった…?」

涙目になりながら聞いてくる


やばい泣きそうになってる!?


「嫌じゃない!嫌じゃないよ!!むしろ嬉しいよ!!」

そういいながらツクヨミちゃんに抱き着く

「…よかったぁ…」


…もうダメです…ツクヨミちゃん依存症になりそう…


「でも人間界に召喚してもツクヨミは神の力は使えないから注意してね!

もし神の力を開放させるならかなりの魔力が必要になるからね!

召喚するだけなら魔力はいらないからね!」


「うん!わかった!!」

最高です。別に神様の力使えなくてもいいです。

ツクヨミちゃんがいればそれでいいです!うん!

それがこの世の真理!!!!


あれ?なんかお父さんたちみたいになってる気が...

ふっ...これはもう血のせいだね!!


次はだれかなっ。なんならもうツクヨミちゃんで

満足しちゃってるから誰でもいいよ!


「次、私が渡しますね」

エレメシア様だっ!

やっぱり魔法関係の何かかな?


「私からは加護はもちろん、各種スキルを

与えましょう」


各種ってことは複数くれるのか。


「面倒くさいので後で確認しといてください」

「えっ?!エレメシアさまめっちゃ適当ですね?!」

「気のせいですよ」

はぐらかされた?!エレメシア様結構しっかりしてると思ったんだけどな??


-----------------


その後もそんな調子で加護やスキルを

もらっていった


最後は創造神様からだ


「さてわしからは加護と...スキルを与えよう」

なんか間があったね?


「流れは分かってます!どうせ加護は後でで

スキルだけ説明って流れですよね?」


確信してに近いなにかを私はもっていた


「うむそうじゃがお主大分容赦なくなったのー」

「え?」


「...」

「...」

え、なんか沈黙したんですけど?!

「えーまあとにかくお主が言った通り説明するぞ」

「はい」

「まあわしから与えるスキルは【創造】じゃ」

「【創造】...ですか?」

「そうじゃ、このスキルはその名の通りなんかを

作り出せるスキルじゃ。まあ限界はあるがそれは個人差がある」

「なるほど」

「後このスキルはあまり周りに言わない方がいいと思うぞ、このスキルを利用しようとするものがいるかもしれんからな」

「そうですね!私としてもそれは嫌ですから

気を付けることにします!」

「うむ...ああちなみに【創造】は魔法も作れるからの、覚えとくんじゃぞ?」

「魔法作れるんですか?!」

食い気味に私が聞くと創造神様はちょっと狼狽つつ答えた

「う、うむ一から魔法陣などの構成を考える必要があるがの」

「ありがとうございます創造神様!!」

「うむまあ頑張るのじゃぞ...む、時間じゃな」

あ、なんか起きそう

「暫しのお別れじゃ、教会で祈りを捧げればこうして会えるから時々来てくれるのを楽しみにしておるぞ!頑張るのじゃぞ!ではの!」

「神様方ありがとうございました!」


そうして私は大神殿で目覚めた



...バカみたいな能力値を手に入れて...







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神様達から色々加護やらジョブを貰ったら成長しなくなっちゃった!?でも加護があるからちびっこ賢者は最強です! @raimu1209

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