第10話 神様方、流石にこれはやりすぎでは?①
※イリス達の家名をクレッタに変更しました。よろしくお願いします※
「まずは初めましてだな、儂はこの世界の創造主グラン、人々からは創造神、
グランなぞと呼ばれておる。君はイリスだね?いや、月城蒼華というべきかな?」
「!…あなたがこの世界の神様…そして私をこの世界に転生させた張本人ですか?」
「うむ、そうじゃ儂がお主の魂をこちらの世界に引き取って転生させた 」
「させた?創造神様御自身が転生させたわけではないのですか?」
「うむそれ含めて説明しようかの」
「?」
すると突然周りが輝き始め、次々と人が現れ始めた。
「!」
「イリス、この世界の神々じゃ」
「ええ!?神様っ創造神様お一人じゃないんですか!?」
「そんなわけないじゃろう。流石の儂でも一人じゃこの世界を
管理しきれんわい」
「そ、そうですよね」
「まあ、てことで改めて自己紹介といこうかの!」
「そういうことなら俺から行くぜ。俺はオリグル、
この世界の武を司る神だ!」
お、お〜すっごい強そうだ筋肉ムキムキだ〜…
逆らわないようにしよう
「武の神…武神オリグル様ですね!すごい筋肉ですね…私じゃ足元にも及ばなそうです。よろしくお願いしますね!」
「はっはっは!わかってんじゃねえか嬢ちゃん!」
ニッコリ笑顔で頷いといたらオリグル様はより一層豪快に笑っていた。
「次は私ですね。私はエレメシア、魔法と魔力を司る女神です」
おお!すごくかっこいい名前だなあ!
「魔神エレメシア様ですか、とってもいいお名前ですね!」
「フフ、嬉しいことを言ってくれますね」
喜んでくれたみたいだ。よかった〜。
「次は我だな。我は大地と地震を司る神、大地神のエンテンだ」
「大地神エンテン様、大地を司ってるなんてすごいですね!」
エンテン様は静かに微笑んでいた。
「はーい次わったしー!海を司ってる女神!アマツカミでーす!
イリスちゃんよろしくーー!」
すっごいフレンドリー!これは仲良くしなければ!
「はい!よろしくお願いします!アマツカミ様!」
「うん!」
「次はワタシですねー、ワタシは天空を司る女神、テシュトですー
よろですー」
うわーなんだろうこのあふれでる適当感は、まあ前世の私と似てるから親しみやすいけど!!
「か、軽いですねテシュト様」
「あははー」
笑ってごまかされた!
「次は僕だねっ!僕は太陽を司る神、アテンさ!よろしくっ!」
ショ、ショタだ!か、かわいい!
「…か、かわいい…」
「ん?ありがとー!」
はっ!漏れてたらしい…ちょっとシャルやチェリー達の気持ちが
わかってしまった…
「…次私、月と闇夜を司る女神ツクヨミです…よろひく…
かんだ…」
「カハッ!」
な、なにこの幼女!か、可愛すぎる!なんだこの神様!反則すぎる!
くっ!太陽神様と月神様だけ反則級に可愛すぎる!
なんで!?
「あ、因みに僕とツクヨミは兄妹でね、まだ生まれて5年くらいしか
経ってないんだ〜」
「そ、そうなんだ!確かにちょっと似てるかも…」
そう似てる!可愛いところが!
ハッ!また飲まれかけてしまった…くっ…気おつけなきゃ…
あと創造神様含めて3人か。
次はー?
「私ですか、私は豊穣を司る女神クシナミでございます。
以後よろしくお願いします」
今までで一番丁寧かもしれない!
これはこちらも最大限の礼儀を持って接しなければ!…
「はいこちらこそよろしくお願い致します!」
「ご丁寧にありがとうございます」
美しい笑顔でお礼を言われた!すごく嬉しい!やったーーーー!
あと二人だ!
「はい私ですね〜、私は死と再生を司る女神、キュアロスです〜。
因みにイリスちゃんを転生させたのは私です〜」
あ、そうなんだ!創造神様のさせたってそういうことか!
「でもどうして私だったんですか?他の人を転生させてもよかったのでは?」
「ふむ、それはわしから説明しよう」
「創造神様!」
「うむ、一応改めて名乗っておこう。儂がこの世界の創造主、
創造を司る神グランじゃ!さてでは説明していこうかのー」
「は、はい」
「うむまずお主転生する前子供を守って刺されて死んだじゃろう?」
「え、ええ、そうですね」
「あのあとお主はすぐ病院に搬送されたんじゃ。それで本来なら助かる
はずだったんじゃがの?なぜか助からずにな、それだけならお主の世界で
転生するはずだったんじゃ。じゃがなぜかお主の魂はな、輪廻の輪から
外れてしまったんじゃ。じゃあ戻せばいいんじゃないと思うかも知れぬが
一度輪廻から外れた魂は戻すことができないのじゃ。本来なら外れた
魂は消されてしまうんじゃがの、ほらお主転生する直前に善行を積んだ
じゃろ?それで、向こうの世界の創造主が良い事をして亡くなったのに
消すなんて忍びないと思っていたんじゃ、そこで邪神の配下の魔王が
復活して困っていた儂らがお主を引き取ったんじゃ」
う、うーん輪廻の輪がなんだって??頭が処理しきれないよ〜…
「まあ要約すると、お主の魂が輪廻の輪から外れたところを
魔王復活で困っていた儂らが引き取ったってことじゃ」
「な、なるほど…?」
「わかったかの?他に何か質問があれば何でも言って良いぞ」
「はい!質問です!」
「うむ、何じゃ?」
「えっと魔王が復活して困ってたから引き取ったってことは
私はやっぱり魔王討伐メンバーの一人なんですか?」
「うむそうじゃ、いってなかったかの?」
「いってないですよ!」
やっぱりかああ…まあそれは予想してたからいいや…
そうだあと私以外のメンバーも転生者なのかな…
「まあそれはいいんですけど、私以外のメンバーも転生者なんですか?」
「いや、他の者はこの世界の者だ」
「やっぱりかーー…」
「安心するのじゃ、他のメンバーの者達も皆優しい心の持ち主じゃ」
「そ、そうですかよかった…」
「うむ他にあるかの?」
「あ、最後の質問です。他のメンバー達はいつ祝福を受けるのです?」
「うむ大事なことじゃな、流石に細かなこと教えてしまうのはまずいから
大雑把にしかいえんが…大体1月〜4月の間ぐらいじゃな」
「1月〜4月…わかりましたありがとうございます」
「うむ、それではお楽しみの祝福を与えようかの!」
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「祝福を与えようかの!」
キタ!ずっと気になってたんだよ!ドキドキする〜…
「イリスよお主の天職を与えよう」
ワクワクドキドキ!
「お主のジョブは【賢者】じゃ!」
…賢者…!それが私のジョブ…!!
その時私の体が温かい光に包まれた。
数秒後私は温かい光から解放された。
あーなんかすっごく気分がいい!何でだろ…
「ふぉっふぉっふぉ、無事ジョブが定着したようじゃな」
「そうですか?」
「うむ!どれ《ステータス》と言ってステータスボードを
開いてみるんじゃ」
「ステータスボード?」
「そうじゃ、これも教えておくかの。簡単に言うとステータスというと
自分だけにボードが見えるんじゃ。そして、ステータスオープンというと
皆に見えるボードが現れるんじゃ」
「ほうほう…わかりました!」
「うむ、それじゃあ早速開いてみるのじゃ」
「はい!《ステータス》!」
★ ★ ★ ★《ステータス》★ ★ ★ ★
Lv:12 Exp:12300
HP:186 MP:360
攻撃力:34 守備力:138
きようさ:131 かしこさ:372
攻撃魔力:427 回復魔力:369
☆45P
【パッシブスキル】
マナ・魔力増強〈極〉〔固定〕
【補助スキル】
【アクティブスキル】
無し
【作成スキル】
無し
【加護】
無し
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「え!?なんかMP、かしこさ、魔力がえぐいくらい高いんですけど!」
「あぁ、それは賢者の固定スキルマナ・魔力増強〈極〉の効果じゃな」
ええ!?なんか化け物みたいに高いんじゃない!?多分一般平均の数十倍は
高いんじゃないかな…
「はっはっはっは!イリスの嬢ちゃんは見てて飽きねえな!」
自分のステータスに驚愕していると、武神のオリグル様が快活に笑った。
「そんなに面白いですか…?」
「はっはっは!ああ!面白い!嬢ちゃんちゃん気に入ったぞ!
俺、武神オリグルの加護を嬢ちゃんにやろう!」
「ええ!?い、いいんですか!?」
「ああ!いいぜ!俺の加護を受け取れ!」
「その前にオリグル、イリスに加護の説明をしとかんと」
「ん?ああ確かにそうだな。よし俺から説明してやろう!」
「あ、ありがとうございます」
「まずな加護にもレベルがあるんだ。お前ら勇者達は最大レベルは100でだな、
一般人はレベル10が最大だ。そしてレベルが上がると当然加護の能力も上がるぜ。と、まあそんなもんだ」
「ほ、ほお〜」
「てことで俺の加護を受け取りな!」
「は、はい!」
「とその前にお前らも嬢ちゃんに加護を渡してんじゃねえのかー?」
「「「「「「「「!!!」」」」」」」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます