自由帳

１０月３０日（水） 十月が終わってしまうよ！

　こんばんは。ご無沙汰しております、久里です。

　気がつけば１０月も終わろうとしていて、今月も今月とてほとんど文章らしい文章を紡ぐことができなかったことに虚無を感じております。わあ、のっけからとても暗いなぁ……久しぶりの更新だというのにこんなことで良いのかしらね。

　久しぶりにこの寂れた自由帳を更新するに至った経緯は他でもありません。

　またかよ、とつっこまれることを承知で言うのですが。

　書きたいのに書けなくなってしまったからです！！！！！！！！！！！！

　はい。

　ついエクスクラメーションマークだらけになってしまうぐらいに悩んでおります。

　白紙や、まっさらなメモ帳を前に、それとなく浮かんできたアイディアをさらさらと書き綴っては、どうもうまくとまらない。もしくはその出来栄えに納得がいかず、破壊神のごとく無に帰して、またゼロから考え直し。そんなことを繰り返し続けているうちに心がへばってきてしまいました。（※というとものすごく創作に真剣に向き合っているストイック人間のように読み取れてしまいそうなので、想像される際はくれぐれも割り引いてください。実際の久里は仕事帰り、家に帰り着いた途端、死んだように眠ってしまうことも多々ある情けない人間です……。）

　そうやってアイディアの欠片たちを無に帰して塞ぎこんでしまう自分になるたびに、脳内で、もう一方の自分がわめきだすのですよね。

　素人なんだから、つべこべ言ってないで、とりあえず書けよ！　駄作でも良い、思ったように、ありのままに自由に書けばいいんだよ！！　言っておくけど、書かなきゃなんっっっっもはじまらないからね！？！　お前がそーやってうだうだしてる間に２０１９年終わるよ？？　なんっも創作らしいことができないまま終わっちゃうよ？？？　それで良いのかね、久里よ！！！　休日だらだらと寝すぎてしまうことがお前の真に望んでいることではないだろうに！！！！！

　わかる。超絶わかる。鬼ただ。（←現在、二巻まで読みました。続きも欲しいのですが際限なく沼に落ちていきそうなのが怖くて、三巻は購入できていません。）

　にしても、もう一人の自分、あまりにも正論過ぎる……強い……そんな、ナイフのごとく鋭い正論を振りかざさなくても良いではないか……つらい……しんどい……いつだって正論が人を救うとは限らないんだよ……。

　小説を書きたいのに書けない。これを脱する解決法としては、とりあえずなんでも良いから書くしかないことも、重々分かっている。

　この思考回路、驚くほど、見覚えがありますね。デジャヴ。

　それもそのはず。

　だってこれ、このエッセイを連載し始めた頃と全く同じ心境ですからね。

　もはや小説じゃなくても良い。とりあえずこの書きたくて書きたくて仕方なくて心の中にぐちゃぐちゃになって押し込められてどろどろになっているものを吐き出すべく、なんでも良いから書くのだ！　それにはエッセイがもってこいだ！　というか、こんなものはエッセイですらない！　私が自分の思考回路の蛇口を駄々開きにしてそこから出てきたものを書き付けてるだけのもの！（言い切ってしまった）　それでも、結局なんにも書かないよりかは、意味があるだろうと信じて書いてみよう！！

　というようなことを考えながら、今回もふたたびこのエッセイを書くに至ったのですが……。

　この自由帳を書き始めてから、きちんと書き上げられた小説作品数は、短編が二本。うん。はっきり言おう。極めて微妙すぎる成績だ。正直、自由帳を書いているか否かは、小説を書ける書けないに全く関わってこないのでは……？　という惨すぎる真実が明らかになってしまった。『自由帳を書いていたら、みるみるアイディアが泉のように湧き出てきて悩むことなく小説が書けるようになりました！　自由帳、素晴らしい！　ブラヴォー！！（スタンディングオベーション）』となるほど世の中甘くはありませんでした、ううう……。

　書きあぐねているときに考えたこととしては。

　創作というのは、自分の創作行為を冷静に見つめて意地悪なことを囁いてくる自分自身との闘いなのかな、と思ったりしまして。

　面白くない、つまらない、二番煎じ、まとまりがない、はっきり言って駄作etc……こういった、私自身が抱いてしまうマイナスな思い込みを、破壊するということ。

　そして代わりに『自作はなんて面白いのだろう。この作品を、ほかの誰よりも私が読みたいから、書く。書き続ける』こうやって思い続けられることこそが、一番の才能なんじゃないかって思うんです。

　ひとしきり、思っていたことをつらつらと書き付けていたら、書き始めた当初よりかはまた前向きに頑張ってみようという気になれた気がします。なんだか、また新しい自作を読みたい気持ちになってきました。新しい自作を読みたい、つまり、新作を書く他ないですもんね。

　とりあえず思っていることをそのまま書いてみる。再び小説を書けるようになるかどうかはともかくとして、心のデトックス効果の方は保証できます。

　当面の目標は、再び楽しく小説を書けるようになること！

　本当にこれに尽きます。

　それまで孤独に悩み続けているというのも寂しい話なので、また、この自由帳の不定期更新を始めるかもしれないし、始めないかもしれません。笑　自由帳の更新に気を取られすぎてしまうのも、本末転倒かなと思いましたので。

　それでは！

　再び長々と独り言にお付き合いいただき誠にありがとうございました！