第12話 幸せ…

隼と、同棲し始めて毎日が楽しい。

時間を気にせず居れて皆で隼の家でサイッチでカーレースをして遊んだりしていた。


ーーーーーそして月日は流れ3年後…ーーーーー

綺麗な満開の桜、毎日ガヤガヤしていた教室、毎日集まってお昼を食べていた食堂も、今日は静まり返っている。

それは、本日を持ってこの学校を卒業するからだ。

美結「和美〜‼︎校長の話長くなかった⁇私半分寝そうになったよー」

楓「美結はいつも寝てるやん!」と言うと美結にバシバシ叩かれて居る姿を見て笑みが溢れてた。

美結「和美、笑うとか美結泣きそー。笑」

和美「ごめんごめん。そー言うので笑ったんぢゃないの。2人ってほんと仲良いし見ててこっちまで幸せな気持ちになっちゃった。」と笑顔で言うと「ほんと和美ちゃんって笑顔素敵だよねー」と言いながら体育館から出て来たのは椿だった。そして、その後ろにはあからさまに機嫌が悪い隼だった。

それに突っ込んだのは、楓だった。

楓「あれー?もしかして隼ちゃんヤキモチ〜⁇きゃわいい〜」と言った瞬間叩かれていたのは言うまでも無い。

でも、私はそんな隼を見て可愛いと思ったのは秘密にしておこう。

隼「ッチ‼︎和美、もう帰るぞ。」

和美「うん。でも美結と教室とかで卒業記念写真撮りたいなあ。」とショボーンと表情していると…

隼「そだなー、じゃあ分かった。校門前で待ってる。楓、悪いが就いててやってくれ。椿は俺と来い。」

楓「りょーかい‼︎」

椿「分かった。」

隼「和美、楽しめよ。2人とも和美を宜しく。」そう言って、隼と椿は校門の方に向かって行った。

楓「じゃあ、行こっか♬」

美結「行こう!和美!」

和美「うん。」私は何故か隼の後ろ姿が脳内から消えなかった。何故か隼が大人になりすぎて手の届かない存在になりそうな気がした。そう考えていると…

いきなり前を歩いていた楓が足を止めた。

楓「和美ちゃんは、幸せ者だよ、アイツはさ和美ちゃんと住み始めてから早く帰る様にもなったし1週間前に族から足を洗ったんだ。これから卒業すると同時に和美ちゃんと籍入れて暮らして行くって決めたから。それは中には隼を止める奴もいた。でもね大半は頑張って下さい。俺らに任して下さいって言うやつらが居た。俺たちは美結にも聞いてて欲しいが隼が次勤める所は、隼の親父が経営している会社だ。俺たちは隼に着いて行くって決めたから、俺と椿も足を洗ったんだ。だから、今和美ちゃんが隼を見て大人だと思ったなら多分それはそう言う過程があったからだと思う。だから、和美ちゃんはアイツを1番近くで支えてやって欲しい。」

和美「楓、わかったよ!」

そして、私たちは教室に戻って、美結と2人で写真を沢山撮った…。


今この時を大事に過ごそう。と…

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愛に愛され…【完】 @n0z0mu

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