辛いことがあっても、カレーを食べれば大丈夫っ!
キム
辛いことがあっても、カレーを食べれば大丈夫っ!
あれ、こんな遅くまで教室に残ってどうしたの? わたし? わたしは水泳部の練習があったからね。きみは……あっ! ははーん、さては今日返ってきたテストの結果が良くなかったんでしょ? どうっ、当たり? って、そんなに落ち込むほど悪かったんだ……。
うーん……それじゃあさ、もし良かったら今から一緒にカレーを食べに行かない? ってごめん、いきなり何言ってるんだって感じだよね。最近読んだライトノベルの影響を受けちゃってさ……。
え、どんな本かって? じゃあカレー屋さんに向かいながらお話ししよっか。
えっとね、んしょ。はい、これだよ。
『死にたがりビバップ -Take The Curry Train!-』って作品なんだけど。タイトルにカレーが入ってるなんて、すごいカレーを推してる感じが伝わってくるよね。
この作品に出てくる登場人物達はね、皆自殺願望者、つまり死にたがりなんだ。理由は様々なんだけど、完璧主義者が生きる理由を見つけられなかったり、ドジっ子がドジをしすぎて死にたかったり。
そんな彼ら彼女らを乗せた《寝台特急ボンディ》を舞台にして事件が起こるってストーリーなんだけど、この本の一番
作品の
あ、話がそれちゃったね。そんな話を読んだ後だから、落ち込んでるきみにカレーを食べて欲しいなって思ったんだ。
この本はね、どんなにしんどくて、辛くて、死にたいって思ったときでも、カレーを食べれば元気になれる。そんな
さて、お店に着いたね。注文は何にする? 私はね、「豆野菜カリー」の辛さ四十五倍にしようかな。え、何だその辛さは、って?
ふふっ、きみもこの本を読めばきっと、この注文をしてみたくなるよ。
辛いことがあっても、カレーを食べれば大丈夫っ! キム @kimutime
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます