第40話
第四さかしまサーバー保管庫地下第4層。冷え切ってはくいきは白く濁る。未来には落下する予定であった衛星の回収作業を終え、田沼は飲まねば死とばかりに酒をあおる。彼女にはいくつかの死刑宣告がなされており、記述された暗黒の騎士共は浅く日とともに遥か彼方に沈んでいった。外には雨が沢山落ちていて、地面は無数にえぐられつづけている。まさかここより数キロ先は照らされているなどその下の魑魅魍魎には想像もつくことはない。ポータブル神話記録機器がノイズした。画面に表示された柄を押すと田沼は耳に添えしゃべりだした。もしもし、こんにちは、私です。はいそうです。終わりました。明日には、四十は大半片付くでしょう、ええ。ああ、報酬ですか。私の方からおいおい連絡します、もし気になるようでしたらサイトの方をご覧ください。そうです、キャッチャーインザライ。ご利用ありがとうございました。
短編集 @eian
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