ノー アンサー

作者 坂井シロ

111

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★★★ Excellent!!!

作者はこれをミステリー風の純文とキャッチコピーに書いているが
確かに形はミステリーだし純文学ぽくもあるが
どのカテゴリーに分類するべきかはむずかしい

この作品は攻撃的な目的で書かれたものだと思う
攻撃対象は世間体を気にしてる人全般だ
僕も含めて世の中のほとんどの人が攻撃対象ということだ
当然ながら不快感を持つ読者は多くなるはずだ

とても特殊な小説に仕上がっているから
ありきたり設定に飽きている人にはすすめられる

★★★ Excellent!!!

はじめまして
TL上で「批評求む」の拡散ツイートを何度か見ました
共通のフォロワーさんが何人かいるみたいですね(笑)

拝読しましたがお世辞抜きで面白いと思いました
別の作品があるのなら読んでみたいくらいです
ただし読者の好き嫌いは分かれるかもしれないです

欠点を聞きたいということなのですが
他のコメントにあるように出だしが欠点でしょうか
最初の10%を過ぎてしまえば後はスピード感があります

★★★ Excellent!!!

イントロ長めとでも言ったら良いのか、一気に話が動き出すのは第二話から。他の人も書いているが、ミステリーを原動力に使いながらバックグランドでヒューマンドラマが同時進行していく感じ。「世間から外れてる主人公と世間に縛られた人の対比」が殺人の動機にもつながるメインテーマだろう。ささいに思えたエピソードも後で意味を持ってくるので斜め読みには不向き。

★★★ Excellent!!!

元妻が失踪した、と聞かされるのも十分に嫌なことだろうに、知らせてきた相手は失踪した元妻の新しい婚約者の身内で、あろうことか捜索に力を貸してほしいなどと言う。

そんなところからこの物語はスタートします。
1話が約2万字とwebの体裁としては取っ付きにくい印象ですが、あれよあれよと読み進められてしまうのは巧みな文章力ゆえでしょう。次々と展開していく話に気づけば読む手を止められなくなっていました。

離婚後の孤独に馴染めない主人公と、新しい婚約者の従妹がバディとなって、元妻の失踪にかかわる複雑な事情を紐解いていくという見方をすれば立派なミステリーですが、絡んでくる殺人事件の真相についてはミステリではお約束のもの。むしろこの物語のポイントは、キャッチコピーにあるとおり、人間の本質を描いた純文学的要素にあると私は感じました。

葛藤や苦悩、嫉妬、恋慕、自己肯定感など、誰もが直面する心の問題を表現豊かに描き出しており、時に嫌悪感さえ抱きながらも読み進めずにはいられなかったです。

物語の舞台となる沖縄の情景描写も鮮やかで、実際に初春の沖縄へ行ってみたくなりました。

各所に散りばめられた伏線を読み落とさないよう、そして沖縄の景色とキャラクターたちの人生に思いを馳せながら、じっくり楽しんでいただきたい作品です。