【第二章読了後のレビューになります】
主人公矢仲ゆりは、幼稚園教諭二年目の夏にひょんなことから異世界に落ちてしまう。そこで待っていたのは……。
赤銅色の髪に黄金の瞳を持つ「猫」の神獣人
黒髪に薄金の瞳の「狼」の神獣人
女神教の暗殺諜報組織の暗殺者など。
とってもキャラが魅力的な物語として動いております!!
この作品の凄いところは、会話の掛け合いやタイトルとは打って変わって割とファンタジー要素が強いです!そのギャップに心打たれる読者様も少なくないはずです。
特に目が光ったのは、ゆりの心理描写。
普通は設定がぶれたりすることも多々見られるのですが、ゆりはもう「超ゆり」なのですよ→語彙力w
迷ったり、葛藤したり、頑張ったり。
それでも、心の底からの芯はぶれないところにとても好感が持てました!!
キャラクターの個性が目立つ作品で、とても楽しめます!
ゆりと共に、異世界へ旅立ちましょう!(^^)!
まずタイトルでよくあるコミカルラブコメを連想し、読むのを止めた方には「勿体無い!」と言っておきます。
突如異世界に迷い込み、帰れなくなった主人公のゆり。そんな彼女はタイトル通りのサイテー男、ナオトと出会う事になるのですが……。
基本は逆ハーの形でありながら、メインになるのはこの二人が徐々に惹かれ合う過程。ナオトのサイテーな部分も優しく包み込むゆりに、ナオトもだんだんサイテーなだけではない隠された一面を見せ始めて……。
またサイテーサイテーと連呼してるナオトですが、そうなった理由は正直納得もの。本当は傷付きながら生きてきた彼が、次第にゆりを心から愛するようになる様が尊い!
そんな二人の恋路は、決して楽なものではありません。ゆりに思いを寄せる他の男達の存在もさる事ながら、次第に大きな陰謀が二人を引き裂こうとしてきます。
次々と襲い来る苦難を、二人は乗り越える事が出来るのか? そこが本作の見所にもなっております。
なおゆりに思いを寄せる男達は、いずれもタイプの違うイケメン揃い。メインはナオトなものの、彼らの事もつい応援したくなってしまいます。
ドキドキするような純愛恋愛ファンタジーをお探しのあなた、是非手に取ってお読み下さい。後悔はさせません。